おしらせ

【市ヶ谷】バイタルプロジェクト×VSPオンライン居場所支援を実施しました(5/16、23、30、6/6いずれも土曜日)

  • 2020年08月24日
おしらせ

NPO法人バイタルプロジェクトの協力のもと、子ども居場所ステーションに参加しているご家庭を対象にオンライン場所を開催した。コロナ禍で開催するのが難しいという子ども食堂の実態を知り、オンラインであっても子どもたちに居場所を提供すること、楽しみながらインターネットに触れてもらうこと、学校に行けていない分何か学びとなるような機会を提供することを目的とした。各回で内容は違ったが、最初に各々が何か目標を立て、この期間でその目標に向けて頑張り、最後に成果発表をしようという長期的な取り組みも行った。

4月中旬から準備を始め、居場所ステーションに参加しているご家庭を対象にアンケートを取ったり、バイタルプロジェクトのスタッフと話し合いを重ねた。毎回「絵しりとり」「色鬼」「即興昔話」などのゲームも取り入れ、楽しみながら居場所づくりを進めることができた。参加者が少なかったこともあり、今回はオンラインでどのようにすれば参加者に楽しんでもらえるかという実験的な面が強い活動となった。オンライン居場所への参加は親御さんの負担になってしまう可能性もあると感じたが、第3回目に共同通信社からの取材を受けたことから、社会的にも注目度があり、需要があるのではないかと感じた。今後も通常の居場所とオンライン居場所の両方で、「他者とコミュニケーションを取ることができる」形で、子どもたちにとっての「居場所」を作りたい。(文学部哲学科3年 佐久間 喜望)

参加学生の感想

今回、2つの“つながり”を得ることができた。まずはネットが“繋がる”ことだ。ボタン1つで離れた人と時間を共有できる手軽さは、オンラインの強みである。そしてもう1つは、人との“繋がり”である。同時に課題も多く残った。家庭によってデバイスの充実性に差が出ること、オンラインで実施する安全性を示せなかったことによる参加世帯数の限界などが挙げられる。最終日にバイタルプロジェクトの方が「オフラインでは会えない引きこもりの子などへのアプローチもできる面でオンラインの可能性は大きい」と仰っていたことが印象的であった。オンラインというツールを用いて本企画を発展させ、新しい企画にも挑戦したい。(文学部心理学科2年 青木 怜奈)

オンライン上での支援で何ができるか、どのような課題があるのかを模索する中、活動の度に反省点と次回に繋がるアイデアを話し合いながら進めることで、より実りのある企画にすることができた。新しい状況で出来ることを見つけて活動をカタチにしていくという経験からは学ぶことが多く、今後の活動の糧にしていけたらと思う。(デザイン工学部都市環境デザイン工学科2年 鴨 潤矢)

 

  • オンライン居場所当日の様子

  • 毎回の振り返りの作業シート