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英語でベトナム語(初級)を学ぶプログラムを実施しました

  • 2025年03月03日
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楽しんじゃおう!多摩Tama Xinシン Chaoチャオ!2024
~ ENJOYABLE TAMA XIN CHAO ~

 2024年9月28日から始まったベトナム語学習プログラム「多摩Tama Xinシン Chaoチャオ!2024 ~ENJOYABLE TAMA XIN CHAO~」が、2024年12月7日で全14回のレッスンを終えました。
 今年で3回目となった本プログラムは、法政大学多摩キャンパスにおけるダイバーシティとインクルージョンの実践かつ国際的なウェルビーイングの推進を目標に掲げたものです。現代福祉学部 佐野竜平ゼミに所属する3年生の小島遥樹さん、西谷志穂さん、綿引愛佳さんが幹事となり、本プログラムの企画・運営を行いました。今年度も多摩キャンパスを含む全キャンパスの学部生を対象に参加学生を募集し、幹事含め全20名が参加しました。

 本プログラムの特徴として「学生主導で計画、運営から実施まで行われたこと」、「英語とベトナム語のみを使用したこと」、「オンラインでベトナムから現地の講師を招いたこと」などが挙げられます。レッスンの合間には講師による中間・最終テストを行い、参加学生は日々のレッスンの成果をそれぞれ発揮しました。また、レッスンの最後には対面での交流会を開催し、これまでの学習を振り返りながらゲームをしたり、参加者同士でコミュニケーションをとることで、学びの実践の場として良い機会となりました。

 約半年間にわたる本プログラムを通して、ベトナムの文化や言語、労働への考え方など実践的な学びを深める場となりました。参加者からは「ベトナム語の基礎から実践的な内容まで学ぶことができて楽しかった」、「初めてベトナム語に触れることができ、これからも学んでみたいと思った」、「言語のみならずベトナム文化と日本文化の違いも学ぶことができ、大変興味深かった」といった声が寄せられました。

 今後も佐野ゼミの学生を中心として、インクルーシブな社会の形成に寄与する人材育成に貢献すべく、こうしたユニークな取り組みを継続していく予定です。

 以下、幹事を務めた学生3名からのコメントを掲載します。

幹事を務めた学生からのコメント

 今年度の多摩シンチャオは、3年目の節目の年ということで昨年度以上にレッスンの内容について力を入れました。今までは、内容を講師の方にお任せしていたのですが、今回はこちらで内容についての方針を考え、講師の方に希望としてお伝えし、話し合いを重ねて決定しました。
 特に私は連絡係としてベトナム現地の講師の方とメールでやり取りをしました。慣れない英語でのメールや時差など、離れた場所や他の国の人とコミュニケーションを取ることの難しさを痛感するとともに、国を超えてひとつの企画を成功させた達成感も味わうことが出来ました。
 また、レッスンで上手く話せなかった、伝えられなかった経験を踏まえ、言語を学ぶことは他の文化を理解するうえで重要なことであると同時に、言語はひとつのツールであるに過ぎず、コミュニケーションはマインドが大事であることに気づきました。上手く話せなくても、表情や身振り手振りと、伝えようという気持ちがあればなんとかなるものです。
 この企画を通して経験したこと、レッスンで学んだことをこれから社会に出て多様な人々と交流し、働くうえで活かしていきたいです。

現代福祉学部 福祉コミュニティ学科 3年 小島 遥樹


 本プログラムを通じて少しでもベトナムに興味を持ち、知ってくれる人が増えたらと思い、運営してきました。毎週のレッスンを通じてベトナム語はもちろん文化についても学びました。そして受講者も積極的に発言し、講師の方々ともコミュニケーションをとることでさらに成長に繋げられました。対面でも、ベトナム人留学生の方にも参加していただいたり、ベトナムのお菓子を食べたり実際にベトナムに触れる体験をしました。このような交流の場を通じて国際的なコミュニケーションを大切にして、関係を作っていくことに努めたいです。

現代福祉学部 福祉コミュニティ学科 3年 西谷 志穂


 私は昨年度、受講生として本プログラムに参加し、今年度は幹事として参加しました。昨年度学んだことを活かしながら、さらにパワーアップした内容にするにはどうすれば良いのかを考えながら、企画・運営を行いました。本プログラムの目的であるベトナムからの外国人労働者の抱えやすい孤独感を解消するには、言語のみならず相手の育ってきた環境や文化に対する理解と寄り添う気持ちが重要だと考え、今年度はベトナムの文化を中心とした学習内容にしました。こうして企画・運営を行ううえで、受講生や講師の皆さま、そして法政大学多摩事務課の方々のお力添えもありながら無事に終えることができ、これから社会に出ていく中での企画のプロセスなども学ぶことができとても良い経験となりました。今年度新たに感じた課題や成果を次年度以降にも活かしながら、今後もこの取り組みを継続していけたら嬉しいです。

現代福祉学部 福祉コミュニティ学科 3年 綿引 愛佳

  • 対面イベントの様子

  • Zoomでの授業の1コマ

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法政大学多摩事務課 グローバル担当

tamaglobal◎hosei.ac.jp
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