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現代福祉学部図司ゼミでゼミ合宿を行いました!

  • 2024年12月11日
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2024年11月29日~12月1日の3日間、長野県の南部に位置する泰阜(やすおか)村でゼミ合宿を行いました。

ローカルゼミの図司ゼミでは、図司先生の現場とのご縁があって、2000年から泰阜村でのフィールドワークを続けています。今回の合宿には、今年の夏休みに初めて村を訪問した2年次のゼミ生のうち、有志8名が再訪しました。
今回の訪問のメインは、稲伏戸(いなふしど)集落の皆さんが、年末に行っている正月飾りづくりのお手伝いです。稲伏戸の皆さんは、村内の独居老人の方のために、150個以上の正月飾りを手作りして配っています。ゼミ生も、2日間にわたって、飾りの一部となる「おやす」と「しめ縄」づくりに参加しました。

中日には、2グループに分かれて、村役場の皆さんと一緒に、大畑集落と万場集落を訪問し、集落のお話を伺いました。万場集落では、倒木が電線を切ってしまった現場で、その処理を兼ねてたき火をしているところに顔を出して、片付けを手伝いながら、出来立ての焼き芋や焼リンゴを味わい、地域の皆さんと交流を深めました。

最終日の振り返りでは、ゼミ生から、「正月飾りを通じて、今回は、少しだが村の皆さんの日常の暮らしに触れることができた」「ひとつの村でも、集落ごとに、空間の様子や子どもの有無で地域の雰囲気が違うことが分かった」など、農山村の現場への理解が深まったようです。

図司ゼミでは、3年生も泰阜村でテーマ別のグループワークを、4年生の有志が卒業論文のフィールドワークを進めていることから、今年度末に、再び村を訪れてゼミ生が学んだことを村の皆さんに届ける報告会を行う予定にしています。