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工学院大学附属高校とのゼミ体験会を多摩キャンパスで実施しました

  • 2024年01月16日
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 2023年12月18日(月)、多摩キャンパスにて工学院大学附属高校(東京都八王子市)と現代福祉学部 佐野竜平ゼミ(以下、佐野ゼミ)に所属する学生の交流会を開催しました。当日は工学院大学附属高校での「キャリアプロジェクト」というキャリア教育の一環として、高校生はキャンパスで大学のゼミを体験しました。本プログラムを通じて、参加した高校生には大学での学びを身近に感じてもらうことができました。また、本学学生においても高校生と近い距離で交流することで、様々な気づきがあったようです。

 以下、佐野ゼミに所属する学生からのコメントを掲載します。

佐野ゼミ所属学生からのコメント

 私は、現代福祉学部福祉コミュニティ学科の佐野竜平ゼミに所属しています。昨年 12 月に約 30 名の工学院高校の生徒に対して佐野ゼミのメンバーで「ゼミ体験」活動を実施しました。

 高校生との「ゼミ体験」を私たち佐野ゼミの活動として行った経緯を説明します。大学 3 年次にゼミ活動の一環でベトナムへ訪れた際、私は「草ストロー」というストローの存在を知りました。
 草ストローは

  1. 100%自然由来の成分
  2. ベトナムの障害者が生産工程に携わっている
  3. 使用後はゴミとして処分せず、堆肥にすることができる

 という特徴を持っています。

 これら3つの特徴を持つ草ストローの認知度を向上させる為、私たちは3年次からカフェを通じて地域住民に発信する活動を始めました。そして 4年生になり、さらに新たなステージで草ストローを広めたいと考えていました。
 ゼミ活動の一方、私は 1 年生の時から多摩オープンキャンパスの運営・企画を行う団体(多摩オープンキャンパスリーダーズ)に所属しています。この団体での活動を通して高校生と接する機会が多くある中で、私が今まで行ってきたゼミ活動を高校生に伝え、知ってもらうことで、高校生自身が探究しているテーマや、新たな学びに役立つのではないかと考えました。このように、ゼミ体験として高校生に草ストローを発信することで、草ストローの認知向上のみならず、高校生の新たな興味・発見に繋がると考え、大学職員の方の協力を得ながら今回の交流会を実施しました。

 交流会では、ゼミの説明および私たちが3年次に行った活動の紹介、動画ワーク、そして馬術部訪問を行いました。
 動画ワークは私たち佐野ゼミ生が普段行っている活動であり、自分が伝えたいと思う内容の動画を自分自身で撮影した後、編集して発表するという活動です。この活動は、自分が考えている事・思っている事を社会に対して「発信する力」を身に付けることを目的としています。この動画ワークを、高校生には「草ストローの発信 × バズらせる」というテーマで取り組んでもらいました。動画撮影・編集を高校生に行ってもらうことは初めてだったため不安な要素も多くありましたが、佐野ゼミ生が高校生1人1人に対して助言したこともあり、積極的に楽しく活動する高校生の様子を見ることができました。動画ワークの最後に行った動画発表では、編集が非常に上手な高校生がいたり、草ストローについて新たな視点で伝えてくれた高校生もいたりと、私たち佐野ゼミ生も学ぶことが多く、刺激になりました。
 馬術部訪問では、馬術部の協力を得て馬との触れ合い体験と、草ストローを土に還す体験を実施しました。草ストローを土に還す体験では、馬糞に草ストローを混ぜることで、草ストローがゴミにならないことを実感してもらいました。そして、草ストローが生産されてから、使用され、土として還り、新たな場所で使用される、という「循環型サイクル」が成立することを学んでもらいました。今回の活動を通して、ゼミ活動が地域住民や農家の方など、あらゆる人々が関わる活動である事を知る良い機会になっていれば嬉しいです。

 最後に、今回の活動実施にあたって、このような貴重な機会をいただけたことに心より感謝しています。今後も、高校生にとって新たな興味・発見に繋がり、ワクワクを生み出せる活動を提供していきたいです。そして、草ストローのさらなる継続的な発信を目指し、活動の基盤を創り上げていきたいと考えています。

佐野竜平ゼミ所属
徳間 来実
(現代福祉学部 福祉コミュニティ学科 4 年)

  • ゼミについての説明・活動紹介

  • キャンパスを周りながら、動画が映える撮影場所を探しています

  • 草ストローを土に還す体験の様子

お問い合わせ

法政大学多摩事務課 学務担当

tamagakumu◎hosei.ac.jp
(お問い合わせの際は記号を半角@にしてください)