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英語でベトナム語(初級)を学ぶプログラムを実施しました

  • 2023年02月28日
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楽しんじゃおう!多摩(Tama) Xin(シン) Chao(チャオ)
~ ENJOYABLE TAMA XIN CHAO ~

 2022年9月27日から始まった主にベトナム語を学ぶプログラム、「楽しんじゃおう!多摩(Tama) Xin(シン) Chao(チャオ)! ~ENJOYABLE TAMA XIN CHAO~」が、1月17日で全14回のレッスンを終えました。
 多摩キャンパスに通う12名の学生が参加した本プログラムは、法政大学多摩キャンパスにおけるダイバーシティとインクルージョンの実践かつ国際的なウェルビーイングの推進を目標に掲げたものです。現代福祉学部 佐野竜平ゼミに所属する3年生の竹内美佳子さんと矢花あおいさんが幹事となり、本プログラムの企画・運営を行いました。

 「学生主導で計画、運営から実施まで行われたこと」、「すべて英語とベトナム語のみを使用したこと」、「オンラインでベトナムから現地の講師を招いたこと」などが本プログラムの特徴です。レッスンの合間に対面イベントも行い、プログラム参加学生が出席しました。イベントではベトナム語と英語を使った自己紹介や、プログラムに関する意見交換を行いました。また、オンラインを駆使して現地のベトナム人講師と繋がり、ベトナム語で果物を買うロールプレイも実施され、レッスンで学んだベトナム語を実際に使用する良い機会となりました。

 約半年間にわたる本プログラムを通して、ベトナムの文化や言語、労働への考え方など実践的な学びを深める場が参加学生に提供されました。参加者からは、「なかなか学ぶことができないベトナム語、そしてベトナム文化に触れる貴重な機会だった」、「日本国内でベトナム人が孤独を抱かない共生社会を実現させたい」、「初めて学ぶベトナム語はやはり難しかったがやりがいがある」といった声が寄せられました。

 今後も佐野ゼミの学生を中心として、インクルーシブな社会の形成に寄与する人材育成に貢献すべく、こうしたユニークな取り組みを継続していく予定です。

 以下、幹事を務めた学生2名からのコメントを掲載します。

幹事を務めた学生からのコメント

 私たちは、多摩キャンパスを国際化させたい、もっと自らの語学力を磨きたい、そして、日本に住むベトナム人の心に「ベトナム語」を通して寄り添いたいという思いから、このプログラムを企画しました。現地のベトナム人講師との交渉や広報活動、受講者の管理や受講者の満足度や理解度を測るアンケートの実施など、企画立案、準備、実行、評価、改善策を練るところまで、学生主体で行ってきました。

 本プログラムを通し、言語学習は様々な可能性を秘めていると感じました。外国人労働者の抱えやすい孤独感を解消すべく、言語を通じてアプローチできないかと考え、今回は日本で働く外国人の中でも増加傾向にあるベトナム人に焦点を当て、日本人学生が英語でベトナム語を学ぶという方法を採りました。その結果、受講者からはもっとベトナム語を学びたいという声や今後もベトナムに触れたいという声が寄せられ、またプログラムの高い満足度を得ることができました。今後は、このような意欲的な声を活かし、実際に日本で働くベトナム人の方とコミュニケーションをとるところまで追求していきたいと考えています。このように、言語という切り口から今ある課題にどのようにアプローチできるのか、これからも模索していきたいです。

現代福祉学部 福祉コミュニティ学科 3年 竹内 美佳子

 今回、私たちがプログラムを企画した目的である「ベトナムのことを知る機会を提供する」ことを達成することができたと思います。その理由は、参加学生から「ベトナムに行って○〇がしたい!」「地域のベトナム語クイズに参加して全問正解できた。」という感想をいただき、ベトナムに対して興味関心を抱いてもらうことができたからです。このプログラムをきっかけに、日本社会で生活するベトナム人と共に生きていくコミュニティの実現に向けて、考えることができたらいいなと思っています。今後もこのようなベトナム語を学ぶ語学プログラムの実施を行い、日本人学生にベトナム文化を知ってもらいたいと思います。また、互いの文化や言語を尊重しあえる関係を作る術を身に着けていきたいです。

現代福祉学部 福祉コミュニティ学科 3年 矢花 あおい

お問い合わせ

法政大学多摩事務課 グローバル担当

tamaglobal◎hosei.ac.jp
(お問い合わせの際は記号を半角@にしてください)