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【開催報告】「第38回多摩シンポジウム 社会課題の解決を目指して!~多摩キャンパスおよび周辺地域のソーシャル・イノベーション~」

  • 2022年11月25日
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多摩地域交流センターでは11月6日(日)に「第38回多摩シンポジウム」を開催しました。多摩キャンパスEGG DOME 5階ホールを会場とし、対面にて約40名、また同時配信においても約10名が参加されました。
多摩地域交流センター開設から10年の節目を迎え、多摩キャンパスでの取り組みは社会課題解決を目指す「ソーシャル・イノベーション」に移りつつあります。今回の多摩シンポジウムでは、教員や学生の取り組みをトークセッション形式でご紹介するとともに、来場者からも質疑を受けながら、理解を深めていきました。また、セッションの合間では、登壇者や学生プロジェクトの学生に対して、参加者から意見交換が行われる場面も見受けられたほか、藤野・佐野川地域で活動している佐野川プロジェクト(多摩地域交流センター学生プロジェクト)の「佐野川茶」販売ブースにも足を運ぶ参加者もいらっしゃいました。
シンポジウムの様子は、アーカイブ配信(Youtube)を公開しています。本ページの下部にも掲載していますので、ぜひご覧ください。

以下、各セッションの概要をご報告致します。

Session 1「CAMP in Campus for well-being」

現代福祉学部・水野雅男教授を中心に、自然災害時の避難所の選択肢として、テントを利用したキャンプを多摩キャンパスで行う取り組みが紹介・提案されました。日本各地での自然災害における避難所対応で現地活動を行う防災士やアウトドアグッズメーカーの立場からも、避難所生活は「日常とは異なる環境」であることを理解することの重要性や、子連れやペット連れの家族らの避難生活における新たな選択肢としてのキャンプの必要性が示されました。

Session 2「法政馬糞で地域をつなぐ」

体育会馬術部部長を務めるスポーツ健康学部の高見京太教授を中心に、馬術部の運営として日常的に排泄される馬糞を利用した地域貢献の取り組みが紹介されました。また、馬術部馬場近くでの江戸野菜栽培や、八王子市との地域貢献活動に繋げる学生の取り組み成果などが共有されました。体育会活動として勝利を目指すだけでなく、地域貢献にも力を入れていくことも、新たな体育会活動の取り組みに繋がっていくのではないかと期待されます。

Session3「学生発!多摩キャンパスと周辺地域のイノベーション」

多摩地域交流センター地域連携コーディネーターの水元朋子、星野善晴のコーディネートで、多摩地域交流センターに登録している学生プロジェクト団体の代表者3名より、プロジェクト活動の紹介や、活動を行う中での課題・工夫、今後の展望が発表されました。日頃より学生の取り組みに対してご理解・共感頂いている地域の皆さんのおかげで、学生が主体的にキャンパス内外で新たな活動を生み出し始めていることや、学生の持つ実践力について改めてご理解頂けたかと思います。

  • Session1の様子

  • Session2の様子

  • Session3の様子

お問い合わせ

多摩地域交流センター

chiiki-kouryu@ml.hosei.ac.jp
(@は半角に変えてください)