2025年12月23日(火)、第53回全日本空手道選手権大会の男子個人組手で優勝した空手部の阿部遥佑選手がDiana Khor総長に戦績報告を行いました。報告会には手嶋重忠師範と阿部遥佑選手(国際文化学部3年)が参加しました。
阿部選手は高校時代には全国タイトルの獲得経験はありませんでしたが、大学入学以来躍進を続け、2024年にナショナルチーム代表に選出されると、2024年11月の第1回ワールドカップ世界国別空手道選手権大会で男子団体での3位入賞に貢献しました。
中でも2025年度の活躍は目覚ましく、10月に実施された第79回国民スポーツ大会空手道競技会成年男子組手重量級で優勝し、個人として初となる日本一を獲得したほか、12月に実施された天皇盃第53回全日本空手道選手権大会の男子個人組手でも優勝を果たしました。国民スポーツ大会、全日本空手道選手権大会での優勝はともに法政大学初の快挙です。
手嶋師範からの阿部選手の紹介
大学入学後の獲得メダル・トロフィーを説明する阿部選手
まず、空手部の手嶋師範よりご挨拶と阿部選手のご紹介がありました。続いて、阿部選手から、法政大学入学以来の各大会での戦績が紹介されました。
Khor総長は、「準決勝をライブ中継で拝見し、その後優勝の報せを受けてとても嬉しく思っております。体格に恵まれてはいても、やはり努力あってこその優勝と感服しております。国際文化学部での学びとトレーニングを両立させる精神的な強さもあるのだと感じます」と選手の活躍を称えました。そして、本学の田中豊業務執行理事からも、「初優勝を果たされたとのこと、日頃のたゆまぬ努力と鍛錬の成果であり、本学にとっても大きな誇りです。心よりお祝い申し上げますとともに、今後のさらなるご活躍を祈念いたします」とのメッセージが寄せられました。その後、阿部選手から大会を終えての感想や今後に向けての意気込みが語られました。
選手からのコメント
「いつもポジティブな思考を持てるわけではなくて、毎日悩んで悩んでというタイプではあるのですが、運よく実績が出て、報われたかな、今までの日々は無駄じゃなかったのだなと思いました。これからもっと苦しい戦いが多くなると思うのですが、いい瞬間が来ると信じて、また一から頑張っていきたいと思います」
集合写真(左から:手嶋重忠師範、阿部遥佑選手、Diana Khor総長)