お知らせ

ゴドルフィン(ダーレー・ジャパン株式会社)による 『チャリティプログラム』『引退競走馬の福祉』に関するオンライン講義を開催

  • 2021年08月05日
お知らせ

8月4日(水)、ダーレー・ジャパン株式会社のチャリティーコーディネーター澤井靖子様によるオンライン講義を、当部と現代福祉学部佐野竜平ゼミに向けて実施頂きました。ダーレー・ジャパン株式会社 (ゴドルフィン) は、アラブ首長国連邦の首相で副大統領、及びドバイの首長であるモハメド殿下が設立した世界的な競走馬生産組織の日本支社です。ゴドルフィンはドバイ、イギリス、アイルランド、フランス、アメリカ、オーストラリア、そして日本で競走馬事業をグローバルに展開している世界最大のレーシングステーブルです。

今回の講義は、当部と佐野ゼミが共同で研究教育活動として取組んでいる「人馬のウェルビーイング」の学習機会として、澤井様よりゴドルフィンが展開するチャリティプログラムについてレクチャーを頂きました。サラブレッドの生涯にわたる活躍を目指す取組みである「Godolphin Lifetime Care」や「Godolphin Rehoming Programme」、そしてゴドルフィンが世界や日本で連携している引退競走馬事業について、ご自身の業務内容も交えてお話し頂き、学生も国際的な活動について大変興味深く聞き入っていました。

講義の最後に澤井様より、世界的に馬の福祉が重要視される中、「感情論に左右されるのではなく、科学的かつ客観的に分析して取組むこと」の必要性を説いて頂き、本学に対して学術的なエビデンスの伴ったアプローチや、それに向けた研究教育活動の可能性について、大きな期待を寄せて頂きました。

質疑応答では学生より、引退競走馬支援の具体的手法について、セカンドキャリアへ進む際の馬の個性について、引退競走馬に関するメディアやSNSを活用した発信方法について、大学馬術部が引退競走馬事業に取組む意義についてなど、多くの質問や提言があり、澤井様との活発なディスカッションが行われました。講義後に参加学生より、「今まで知らなかった国際的な取組みを学べて非常に有意義であった」「グローバル企業のCSRを学べて勉強になった。自身の就職活動に是非活かしていきたい」など様々な感想があがりました。

澤井様には2022年3月に実施予定の、当部部長の高見京太スポーツ健康学部教授による課題解決型フィールドワークfor SDGsにも講師として参加頂く予定です。今後もゴドルフィンとの連携を図り、実りある研究教育活動を進めて参ります。