2025年7月9日(水)・16日(水)の2日間、スポーツ健康学部棟の運動実習室にて、本学多摩キャンパスの教職員を参加対象とした「フィットネス講座」を開催しました。
本講座は、健康・体力づくりをテーマとしている高見京太ゼミの学生によって企画・運営しました。
ゼミで健康づくり運動について研究している中で、運動不足を感じている人が多いという現状を改善したいという思いを抱き、実際に運動プログラムを作り、指導するプロジェクトを立ち上げようと決意しました。
準備段階においては役割分担をし、ウォーミングアップ&クールダウン、レジスタンストレーニング、タオルトレーニング、広報の4部門で分けました。実際にはお互い支え合いながら全員でひとつのものを協力して作るような形で進めました。講座の2週間前にはゼミ生全員でリハーサルを行い、時間管理やトレーニングの強度を確認してフィードバックを行ったことで、よりよいフィットネス講座への準備ができました。
当日は予想を上回る数の参加者が集まり、開始前から活気ある雰囲気が広がっていました。参加者はそれぞれのメニューに積極的に取り組み、真剣な表情で体を動かす様子が印象的でした。特に、運動の内容に合わせて適切なフォームを意識し、他の参加者と声を掛け合う場面も見られ、学びと交流のある時間となりました。また、ゼミ生も周囲に目を配りながら、参加者のサポートや声かけを行っており、一体感のある運営を実現できたと思います。
今回のフィットネス講座を通して、運動の知識や技術を伝えるだけでなく、参加者とのコミュニケーションの大切さを改めて実感しました。一人ひとりの動きに目を配り、声かけやサポートを行うことで、安心感や信頼感が生まれ、講座の充実度が格段に高まることを学びました。また、チームとして動くことの難しさと面白さを感じる場面も多くありました。言葉がけ一つ、立ち位置一つが参加者の印象に影響することを知り、自分の言動が場作りにどう関わっているかを意識するようになりました。さらに、参加者が楽しみながら体を動かす姿を見て、ストレッチやトレーニングの持つ社会的価値や健康づくりへの貢献についても、より実感を持って捉えることができました。
今回のフィットネス講座を通して得た学びや気づきは、今後の活動に大いに活かせると感じています。参加者からは「また開催してほしい」という嬉しい声も多く寄せられ、講座が健康づくりのきっかけとなったと実感できました。次回以降もこうした機会があれば、今回の運営や経験を踏まえ、より参加しやすく充実した内容を目指して準備したいです。ゼミ生の連携や場づくりの工夫をさらに高め、継続的に人々の健康とつながりを支えられるような活動を続けていきたいと思います。
(報告:スポーツ健康学部 高見ゼミ3年 佐藤 隆太郎)
タオルを使用したエクササイズ
他にも椅子やマットを使用した手軽にできる運動指導を行いました
スポーツ健康学部事務課
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