元号が「令和」になって初めての入学生を迎える記念すべき年に、国内屈指の私立大学である法政大学にご入学された皆様、おめでとうございます。また保護者の皆様におかれましては、ご子息、ご息女のご入学を心よりお慶び申し上げます。
今回晴れの門出である入学式が中止となったことは大変残念ですが、田中優子総長がHPで記載されているとおり、法政大学には新型コロナウィルス感染リスクの回避と同感染症拡大を防止する社会的責任があります。この決定に御理解頂けますよう我々法政大学後援会（以下、後援会）からもお願い申し上げます。後援会は学部学生の保護者によって構成されるボランティア組織で、大学および学生の支援を主な事業目的としており、お子様のご入学と同時にご入会頂いております（詳しくは後援会HPにてご確認ください）。
さて市ケ谷・小金井・多摩の都内3キャンパス体制となっている法政大学は認証評価結果において適合認定を受け、「理念・目的」など5つの評価項目で大学の「長所」として外部評価機関から高い評価を受けています。その長所とは、「法政大学憲章」の公表と「自由を生き抜く実践知」を教職員が一丸となって浸透を図っていること等です。そしてスーパーグローバル大学の指定を受けており、2014年7月「法政大学グローバルポリシー」を制定して、2023年までの10年間をかけて「世界に開かれた大学」等3つの基本理念に沿って、「持続可能で平和な地球社会の構築に貢献する大学」を目指しています。多様な学びを支援する体制が確立されており、学生生活サポート、様々な交流が持てる課外活動も充実しています。
また法政大学は学生生活・スポーツも盛んで、登録されているだけで約200のクラブやサークルが活動しています。伝統のある体育会系、文系、理系、そのほかにもユニークな活動、高い実績を上げているものなど数も種類も充実しています。学生生活を豊かなものとするため、また自分自身の人格形成のため、活動に励んで頂きたいと願っています。我々後援会も「HSC（法政スポーツコミニュティ）」を立ち上げ、応援体制の充実を図る為、法政大学体育会本部と共に運営しています。
キャリア教育としては、キャリアセンターにおいてキャリア形成支援を、3年次から始まる就職活動支援という狭い概念に限定せず、入学時から全学年を対象にきめ細かくキャリア形成をサポートしています。社会の数多くの分野へ著名人を輩出しており、入学後の皆様の努力により、自己実現が可能な地盤はあります。後援会はこうした大学の取組みを応援し、学生と大学へ様々な必要な「モノ」を寄贈しております。また近年発生が増加傾向にある自然災害等被災学生の「支援」も行っています。学生の皆様の大学生活が充実し、安心出来る体制への支援、協力を惜しまず活動しています。学生の皆様におかれましては、入学後は無限の可能性を秘めた夢と希望を、「自己肯定感」を強く持って是非とも実現させて下さい。困難や悩みに突き当たる時期が来るものと思料します。その時は「雲外蒼天」という言葉を信じて、諦めず歩みを進めてくれることに期待しています。引続き大学、一般社団法人法政大学校友会と共に三位一体となって支えていきます。
保護者の皆様におかれましては、お子様の状況把握に努めていくなかで様々な不安を抱えてしまうこともあるものと思料します。その際には後援会本部、全国36ヶ所に支部組織がありますので、同役員に気兼ねなくご相談頂き、少しでも不安を解消して頂ければと思っております。また後援会の合言葉である「子どもの母校は我が母校」の精神で、HSCを通じて大学スポーツ応援の楽しさを実感して頂けたら幸いです。
最後になりましたが、法政大学の益々の発展、新入生ならびに保護者の皆様のご健勝、ご多幸を祈念し、祝辞とさせていただきます。
