ご入学おめでとうございます。
コロナ禍が続く中、受験生にとってはいつもにもまして大変な負荷がかかってきたことでしょう。今その苦難を乗り越えて、入学への道が開けました。
心から「ようこそスポ健へ！」
教職員みんなで歓迎いたします。
スポーツ健康学部は、多摩のさわやかな自然と空気に恵まれた小高い丘の上にあります。この地で４年間、思う存分、自分の目指す将来像を考え、創造し、夢の実現へと着実な歩みを進めてください。
スポーツ健康学部は、その名称にもあるように、「スポーツを科学する」、「健康を科学する」ことで、「生涯を通じた健康の保持増進」という大きな命題を達成できるよう、科学的な視点と分析する力が身に付けられるようにするとともに、柔軟な応用力により社会に貢献できる人材育成を目指しています。
これからいよいよ大学生活が始まりますが、授業を受ける際の心得で重要なことを申し上げたいと思います。
受け身ではなく、「問う」「自分の考えを述べる」という姿勢をこころがけてください。もし、疑問に感じたことがあれば、「聞く」、「調べる」、そして納得できるまで課題解決を目指してください。問題意識をもって解決に至った知識や技術は、後になっても役に立つはずだからです。
１年次では、人文系分野から自然科学分野まで、基礎となる知識や技術を学びます。また、一部専門科目も用意されており、専門領域に触れることで、その後の進路選択への参考にすることができます。１年次末に、自身の興味・関心に応じ、ヘルスデザイン、スポーツビジネス、スポーツコーチングの三つのコースからコース選択をするとともに、２年生から始まる「専門演習（ゼミ）」を選ぶことになります。それぞれのコースには特性を生かした科目が用意されていますが、コース以外の科目を横断的に選択することが可能なことから、「視野は広く、より深く」に心がけ、幅広い知識・技術の吸収のためにどん欲に挑んでください。
専門演習としてのゼミは、大学生活の中でも大きなウエイトを占めます。自身の興味・関心のあるテーマを２年生から４年生に至るまで深堀をし、大学生活集大成となる卒論として結実させていく場となります。様々な領域の教員が皆さんを待っていますので、自分に合ったゼミを見付けてください。
スポーツ健康学部では、中学校及び高等学校の保健体育教員免許、アスレティックトレーナー、健康運動指導士など、様々な資格取得が可能です。資格取得に際しては、それぞれ必要とする科目が設定されており、タイミングを外すと資格取得がかなわなくなってしまう可能性があります。したがって、４年間を通した計画的な受講計画を立てる必要がありますので注意してください。そのために、オリエンテーションなどの機会ごとに確認するよう心掛けてください。
本学部は、国際的な視野形成に役立つ海外演習を用意しています。コロナ禍の折ではありますが、機会があれば積極的に参加し、海外でのスポーツ観戦や体験実習、コーチングやスポーツマーケティングの見聞を通してグローバルな視野を身に付けてください。
スポーツ健康学部は、少人数学部であるがゆえに、教員と学生の間に垣根はありません。
困ったことがあったら、教員の研究室を訪ねてください。
皆さんを教職員、在学生全員で心からお待ちしています！
スポーツ健康学部長 鬼頭英明
