身体の構造や機能に関する医・科学的理解を基礎にして、健康の維持、増進のための身体のメカニズム等を教育研究の対象としており、スポーツと身体活動を通じた健康づくりの意義をコースにおける教育の柱としています。
このコースでは、主に機能解剖学、運動学、運動生理学を基盤とする身体機能に関する学問分野を中心に学習し、さらに身体活動やエクササイズを対象とした学問分野を学ぶことを通じて、健康増進や疾病予防の概念の理解を深めることを目的としています。
卒業後は、健康管理指導を始め、スポーツ活動への復帰や、疾病や障害から社会復帰をめざす人々の支援者として、社会的ニーズに応える人材としての活躍が期待されます。
アスレティックトレーナーとは何かということから始め、アスレティックトレーナー制度の歴史、役割、医科学スタッフとの連携・協力、組織の運営と管理方法、倫理などについて、日本と諸外国を比較しながら学びます。特に日本体育協会公認アスレティックトレーナーの7つの役割については重点的に講義します。
効果的な運動の処方せんをつくる。
運動負荷テストの目的、適応、禁忌、合併症について理解し、各種負荷方法と装置の特性や、自覚的運動強度、負荷試験の中止基準などを習得。また、運動負荷心電図や心肺運動負荷試験の基本となる理論を理解し、運動負荷テストに基づいた運動処方や、様々な運動処方の方法論と、各種運動処方の実際を学びます。