お知らせ

【広報委員会:OB・OG講演会】株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ 竹見まどか様 PwC Japan 有限責任監査法人竹之内あかり様 ご講演

  • 2026年06月05日
お知らせ

皆さんこんにちは!経営学部広報委員会の坂本貫輔(3年)、大淵陽平(2年)、沖嶋駿也(2年)、松本陽介(2年)です。

1年生から考えたい「ガクチカ」

突然ですが、「ガクチカ」という言葉を聞いたことはありますか?

「ガクチカ」とは、就職活動のエントリーシートや面接でよく聞かれる「学生時代に力を入れたこと」の略語です。

サークル活動やアルバイト、留学、ボランティアなど、ガクチカにつながる活動はたくさんあります。一方で、「大学生活で何をすればよいのだろう」と迷う人も少なくないのではないでしょうか。

だからこそ、大学1年生のうちから自分の興味や関心に向き合い、大学生活のよいスタートを切ることが大切です。

OB・OGから学ぶ「伝える力」

そこで私たち経営学部広報委員会は、4月13日に「伝える力を身に付けた経営学部&広報委員会OBOGと学ぼう!1年生からのガクチカの作り方」を開催しました。

講師として、経営学部OGで、現在は株式会社ADKマーケティング・ソリューションズに勤務されている竹見まどかさん(2024年卒業)、経営学部・広報委員会OGで、現在はPwC Japan 有限責任監査法人に勤務されている竹之内あかりさん(2025年卒業)のお二人をお招きしました。司会は、満尾明花里(3年)と伊藤愛姫(2年)が担当しました。

この記事では、講演会の内容をご紹介いたします。ガクチカの作り方や、卒業生の進路に興味のある方は、ぜひご覧ください。

写真は、左より伊藤さん、竹之内さん、竹見さん、満尾さんです。

1.竹見まどかさんご講演

大学生活とガクチカ

私の大学生活は、自分の「好き」にとことん向き合う4年間でした。ゼミや学祭実行委員、アルバイト、サークル、SNSマーケティング会社でのインターンなど、さまざまなことに取り組みました。振り返ると、これらの経験は、どれもガクチカの素材となると思います。

では、ガクチカの素材をどのように就職活動で使える形にするのでしょうか。

ガクチカにするにはそれぞれのエピソードを、

(1)どのような状況で、

(2)どのような課題にぶつかり、

(3)自分はどのような行動をとり、

(4)その結果どうなったのか、

(5)そこから何を学んだのか

という流れでまとめると、相手に伝わりやすくなります。

まずは、自分自身の経験をまとめることから始めてみてください。

 

社会人に求められる「伝える力」

現在、私はクライアントと一緒に、商品やブランドを「誰に、どのように伝えるか」を設計し、人を動かす仕事をしています。所属している部署では、ターゲットに向けてどのようなメディアを活用するかを考えています。

広告会社には、メディア部署のほかにも、営業や戦略、クリエイティブ、プロモーションなど、さまざまなチームがあります。仕事では、チーム内だけではなく、クライアントやターゲットとなる人々を納得させる必要があります。このような場面で「伝える力」が求められます。

 

「伝える力」を育てる自己分析

こうした「伝える力」は、「自分だけの小さなこだわり」や「最近工夫したこと」など、些細なオリジナリティを考えることでも育まれます。

また、自己分析では、これまでの人生を振り返るモチベーショングラフを書いてみることもおすすめです。自分の感情が動いた場面でよく出てくる言葉や、どのようなときに気持ちが動くかを知ることで、自分の「熱量の源泉」を見つけることができます。

写真は、竹見さんです。

面接・エントリーシートで意識したこと

自己分析は、相手に自分を伝えるための準備です。ただし、実際の就職活動では、面接やエントリーシートの特徴に合わせて、伝え方を変える必要があります。

面接は、わずか20分ほどの短い時間で、初対面の相手に自分を知ってもらう場です。そのため私は、「自分が相手からどのように見えるか」を意識していました。具体的には、服装に気を遣ったり、オンライン面接の背景にゼミで作成したものを置いて話のきっかけにしたりしました。また、絶対に伝えたい内容を事前に決めて、面接に臨みました。

エントリーシートでは、相手に「会ってみたい」と思ってもらうことを重視していました。多くのエントリーシートの中で目を引く文章にするために、人間味のある文章を書くことを意識していました。

 

大学生のうちからできること

就職活動に向けて、1年生のうちからできることを紹介します。

1つ目は、日記を書くことです。毎日でなくてもよいので、心が動いた瞬間をメモしてみてください。

2つ目は、目的意識を持つことです。「なぜ、これをしたいのか」と考えることが大切です。そして、些細なことでも挑戦してみてください。挑戦を通して、自分のさまざまな一面を知ることができます。

3つ目は、いろいろな人と話してみることです。大学生活では、自分と似ている人とばかり話しがちです。意識してコミュニティの外の人と話すことで、新たな発見を得られるかもしれません。また、社会人の先輩と話すことで、「社会人生活も楽しそう」と感じ、就職活動に前向きになれました。

 

2.竹之内あかりさんご講演

監査という仕事

私は、公認会計士試験合格者として、監査の仕事をしています。皆さんは、監査という仕事がどのようなものか知っていますか。

監査とは、主に「会社等が作成した財務報告の内容が正しいかを確かめる業務」です。会社が自分たちの状況を示す財務報告について、第三者である監査法人が、その内容が適切かどうかを確認する、とても大切な業務です。

 

正しい監査のために必要なこと

正しい監査を行うためには、クライアントの業務を理解する必要があります。一部の部門が海外にある場合には、インドやアメリカの担当者にオンライン会議で質問することもあります。世界中とつながって仕事をしているようで、とても楽しいです。

中には、第三者から見ると理解しにくい取引もあります。そのようなときには、積極的にクライアントに質問し、財務諸表に記載されている資産が実態と合っているかを確認します。資産が美術品などの場合は、普段目にすることのないものを見る機会もあり、面白さを感じます。

写真は、竹之内さんです。

監査の仕事で求められる「伝える力」

監査の仕事でも、チーム内で状況を共有する必要があります。質問や共有の場面では、何かを「伝える」機会が多く、どのように伝えればよいかを日々考えています。特に、クライアントに感謝されたときや、自分が携わっている仕事に関連するニュースを見たときには、公認会計士としてやりがいを感じます。

 

学生時代から意識した「伝える力」

社会人としてこの1年間を過ごす中で、会計学の専門性に加えて、年齢の離れた人と話す力や、チームで一つのことをやり遂げる力が必要だと感じました。私は、大学時代のアルバイトや広報委員会の活動を通して、これらの力を学ぶことができたと思っています。

広報委員会では、教授と話す機会に加えて、インタビュー先の社会人の方と、きちんとした言葉づかいで接する機会がありました。名刺交換なども経験し、普段関わることのないさまざまな人の考え方やキャリアに触れることができました。学生生活の中でも、非常に貴重な経験でした。

その中で、どうすれば相手にわかりやすく伝えられるかという「伝える力」について深く考えるようになりました。これは、広報委員会に入って本当に良かったと感じている点です。

 

チームで働く力

また、広報委員会の取材活動は、小さなチームで進めていました。チーム内での情報共有は、まるで仕事のような環境でした。チームで協働する力は、どの職場でも必要になります。アルバイトだけでなく、サークルや委員会など、さまざまな場面で、チームで働く力を身に付けることができます。

仕事は、一人ではできません。さまざまなことに挑戦できる今だからこそ、サークルやアルバイトなど、あらゆる場面で「伝える力」を磨くことが大切だと思います。

 

3.質疑応答

Q1:広告業界と監査法人業界の共通点と相違点は?

竹見さん:チームで仕事をすることはもちろん、仲間やクライアントに質問したり、伝えたりすることは、どちらの業界でも共通して必要になると思います。相違点としては、会計士には明確な基準がある一方で、広告代理店には決まった正解がないため、その中で相手を納得させる必要がある点が挙げられると思います。

竹之内さん:クライアントとはもちろん、部門間での連絡やコミュニケーションは、どちらの業界でも頻繁に行われていると思います。相違点は竹見さんと同じで、広告業界にはこれといった正解がない一方、監査には明確な基準やルールがあります。

 

Q2:就職活動が早期化する中で、大学1~2年生のうちにやっておくべきことは?

竹見さん:まずは大学生活を楽しむことが一番だとは思います。そのうえで、強いて言うなら、自身が興味のあるジャンルや業界を知っておくことです。私はもともと化粧品に興味がありましたが、メーカーだけでなく、流通や小売りなど、さまざまな関わり方があります。興味のあることを詳しく知ることで、関わり方の選択肢を広げることができます。そのため、「調べる」ことは大切だと思います。

竹之内さん:私は、1~2年生の時は公認会計士の勉強ばかりしていました。資格を取得したい人は、今のうちから頑張っておくこと、これに尽きます。また、社会人として働く中で、「資格」は重要だと感じています。資格を持ち、自身の強みを持つことで、充実した人生につながると感じています。加えて、広報委員会では企業の方にお話を伺う機会が多くありました。「伝える力」は、就職活動でも社会人になってからも必要になるため、学生のうちから育むことが大切だと思います。

 

Q3:1年生からインターンに行くべきだという意見について、どう感じますか?

竹見さん:私は短期インターンに1~2社ほど参加しました。そのときに気づいたのは、参加したものの、自身にとってあまり興味のない業界だったということです。その経験があったからこそ、サマーインターンの際には、興味のない業界には応募せず、ある程度狙いを絞ることができました。

長期インターンでは、SNSマーケティングの仕事を経験しましたが、就職活動のためというよりは、ただSNSが好きだったから参加しました。好きなことでお金を稼ぐことの楽しさを知ることができました。1年生のうちは、インターンというよりは、自分の好きなことや興味のあることを見つけておくことが大切だと思います。

 

Q4:興味のあることを見つけて挑戦するコツは?

竹見さん:ほんの些細なことでも、興味のあることは何かしらあると思います。大事なのは、とりあえず一度でも興味のあることをやってみることです。

竹之内さん:私の場合、興味のあることは簿記でした。入学式のときに公認会計士講座の説明会があり、そこで聞いた「会計士は高収入」という言葉に半ばつられたような形で挑戦することになりました。なりたい将来の姿を想像し、目標にできたことが、頑張れたのだと思います。

 

講演会の内容は以上です。

 

写真は、講演会の様子です。

担当記者の感想

改めて「伝える力」は社会人だけでなく、学生にとっても大切な力であると感じました。業務に関わることから些細な会話まで、幅広い場面で役立つ力であり、学生時代から少しでも意識して過ごすことで、今後の大事な場面で発揮できるというお話が印象に残っています。お忙しい中、貴重なお話をいただき、ありがとうございました。(坂本)

今回のご講演を通して、自分の好きなことに向き合うことの大切さを改めて感じました。また、何気ない日常の経験でも、後から振り返ると役に立つことがたくさんあると聞き、大学での時間を効率性や生産性だけで判断するのではなく、一つひとつの経験に意味があると考えて、全力で過ごしたいと思いました。ご講演いただきありがとうございました。(大淵)

お二人のご講演から、大学生活において「伝える力」を養うことが大切だと感じました。目的意識を持って行動すること、さまざまなことに挑戦し続ける姿勢を持つことが重要だと学びました。これらを意識しながら、大学生活を楽しんでいきたいです。お忙しい中、ご講演いただきありがとうございました。(沖嶋)

「伝える力」を伸ばすチャンスは、大学生活のさまざまな場面にあることを知りました。これからの生活では、挑戦する回数を増やし、積極的に「伝える力」を伸ばせる機会を得たいと思います。また、お二方とも大学時代にやってよかったこととして「学生のうちから社会人に会う」ことを挙げられており、私もそのような機会を得られるよう挑戦していきたいです。お忙しい中、ご講演いただきありがとうございました。(松本)

 

竹見さん、竹之内さん、お忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。

 

文責:坂本貫輔(経営学部3年)大淵陽平(同2年)、沖嶋駿也(同2年)、松本陽介(同2年)