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【2023年度オープンキャンパススタッフインタビュー】岡崎 遥さん

  • 2023年11月27日
お知らせ
1.経営学部企画では、どのような活動をしたのでしょうか


 一言で表すと「経営学部を紹介する企画」です。経営学部生14名のスタッフで、経営学部に興味をもってもらうことを目標に活動しました。今年のオープンキャンパスでは、以下①~③を実施しました。
①トークショー
経営学部にある3つの学科の違いや、学校生活、受験、サークルについて紹介しました。昨年同様、お客様を飽きさせないよう、劇仕立てで行いました。毎年テーマを変更していて、今回は「海賊」をメインテーマにしました。
②展示
 ゼミ、講座、留学プログラム、各学年の時間割り、受験勉強の詳細など、トークショーでは伝えきれなかった情報を掲載しました。当日、展示部屋ではお客様とお話ししたり、質疑応答なども行いました。展示を通して、「大学生のリアル」をお伝えできたと思います。
③冊子
 今回最も注力したのがこの冊子づくりです。昨年までは、展示の内容紹介のみとなっていたため、物足りないという意見がありました。そこで今年は、より多くの学生の意見を取り入れ、お客様の印象に残るよう、大幅なリニューアルを行いました。フリー素材やイラストではなく、学生の写真を多く取り入れ、QRコードで読み取れるよう電子化にも取り組みました。
 

2.オープンキャンパススタッフの魅力は何でしょうか?


 なんといっても出会いがたくさんあります。オープンキャンパススタッフは、大学にある学生組織の中でも一番大きなものの一つで、学年を問わず交流ができるのが魅力です。経営学部のスタッフ間では、ゼミや授業について質問できたり、勉強を教えあったりできる、密なつながりができるのも特徴だと思います。オープンキャンパスに関する活動だけでなく、合宿なども開催し、交流の機会も多いため、仲が良くなるのも特徴です。
 また、受験生の進路選択に、間接的に関わることができることも大きな魅力です。オープンキャンパスの主なお客様は、高校生とその保護者の方です。私たちが法政大学経営学部の魅力を発信することで、受験生の目標発見やモチベーション維持などに繋がる貴重な経験をすることができます。人生でも大切な時期だけに、大きな責任を伴いますが、数か月準備してきて迎えた本番は、経験したことのないような達成感がありました。

3.企画リーダーとして、特に意識したことはありますか?


 意識したことは、昨年度までの反省点を改善するために行動すること、そして皆を巻き込むことの2点です。
 前者は、これまでは担当する企画によって組織が分断してしまっている印象がありました。そのため、私が企画リーダーとなったとき、全員の一体感を保つことを目標に掲げました。具体的には、ミーティングを少人数ごとではなく全員で開催し、交流の機会を複数回設けることで、学年や担当企画の壁を超えて、仲の良い組織、風通しの良い組織にすることができました。結果として、プライベートでも活発に交流のある組織となり、コミュニケーションが活発となったことで、担当外の企画の手助けを進んで行うなど、準備をスムーズに進めることができました。
 後者は、「オープンキャンパスのスタッフで良かった!」と皆で思えるような活動にしたかったためです。各企画の代表だけが突っ走るのではなく、オープンキャンパススタッフ280人全員で、オープンキャンパスを創りあげていくことができれば、可能性がもっともっと広がるのではないかと考えたからです。
 

4.企画を運営していく上で工夫した点は何ですか?


 主に3つのことを意識しました。一つ目は、学生だからこそできる企画にすることです。学生だからこそ、受験を直近で経験しているからこそ、お客様のニーズに合わせた発信を心がけました。また、学生だからこそ創り上げられることができる雰囲気もあったと思います。学年や学部に関係なく、活躍の場がありました。そこで生まれるフラットで仲の良い雰囲気を感じてもらえたのではと思います。
 二つ目は、仕事をうまく分配することです。各班にリーダーを立てて、班の活動を主導してもらい、企画内でのイベントも考えてもらいました。1年生に多くの仕事を任せたこともあり、みんなで助け合いながら仕事をすることで、一丸となって取り組めました。
 三つ目は、皆の意見を募ることです。学年の違い、入試形態の違い、サークルや部活の経験など、スタッフ個々人がそれぞれ違うからこそ、些細なことも話し合い、経営学部スタッフ14名で創り上げる企画にしようと心がけました。

5.実施してみての感想や、次年度へ向けた改善点はありますか?


 準備の段階から、和気藹々とした雰囲気で楽しかったです。ここ数年ほど、コロナ禍に伴い、さまざまな規制がある中でのオープンキャンパスでした。そのため、ほとんどのスタッフは、規制のない形のオープンキャンパスの経験がなく、最初は不安でした。リーダーを務める私にとっても大きな挑戦でしたが、皆が経験していないからこそ、やりたいことをたくさん取り入れることができ、自分の成長になりました。お客様が喜んでくれましたし、スタッフも楽しんでいるのを見て、良かったと思いました。
 次年度に向けての改善点は、早めの行動を心掛けることです。直前になって「これはもっと良くできたんじゃないか」と思うことがたくさんありましたが、余裕がなく実現できず、「もっと良くできたのではないか」という後悔がありました。また、展示とトークの内容が重なっていた部分があり、「もっと別の話を聞きたかった」というご意見もいただきました。次年度は、よりお客様のニーズを把握し、寄り添う形にするためには何をすればいいのか、早めの段階から考えればいいのではと思っています。

6.最後に、受験生の皆さんへ一言お願いします。


 今、なりたい姿を思い描いてみてください。その姿を目指して、一歩ずつ前進し続けてください。これから受験勉強もますます大変になってきて、辛いことや苦しいことがあると思いますが、今日まで頑張ってきた自分を信じて、最後まで頑張ってください!素敵な大学生活のスタートが実現するよう応援しています。

取材を終えて(担当記者より)


中野:岡崎さんとはインタビューで初顔合わせだったのですが、明るく流暢にお話しいただいた様子が印象的でした。また、自分たちの企画だけではなく、組織全体でオープンキャンパスを良いモノにしたいという気持ちが伝わってくるインタビューでした。今年の来場者数は、過去最高を記録したようで、準備期間に積み上げてきたものを存分に発揮できたようでしたので、お話を伺う我々も嬉しくなりました。実は私は、昨年のオープンキャンパス事後インタビューも担当させていただいたのですが、去年の改善点などがしっかり反映されており、年々企画が進化しているのだと感じました。来年度はさらに良い企画になるよう祈っております。100日間お疲れ様でした。

西原:今回、広報委員会に入って初めてのインタビューということもあり、緊張もありましたが、岡崎さんはとても明るく話してくださり、和やかな雰囲気でインタビューを行うことができました。以前は「人見知り」であったということでしたが、真正面から目を見て話してくださり、このオープンキャンパススタッフを通じて得られたものが岡崎さんにとって価値あるものだということを感じました。コロナ禍の様々な規制も解除され、大々的にオープンキャンパスを実施できたということで、スタッフの皆さんもお客様も楽しんでいたことが伝わってきました。来年度もさらにパワーアップしたオープンキャンパスになることを楽しみにしています。

取材:中野凌汰(経営学部2年/広報委員編集長)、西原遼聖(経営学部1年)