お知らせ

【大学事務職員インタビュー】

  • 2022年10月10日
お知らせ

みなさんこんにちは!経営学部広報委員会の伊藤璃音、鹿島菜央、越原椿、横田琉羽です。秋学期が始まり、学生の皆さんは授業やサークル、アルバイト等、忙しい日々を過ごされているかと思います。そんなみなさんの学生生活を支えている「縁の下の力持ち」、大学職員のことをご存じでしょうか?
今回は、経営学部の卒業生であり、現在は法政大学職員の高橋寿茂(たかはし・かずしげ)さんにインタビューをしてきました。大学職員を志望した経緯、やりがいを感じる点、学生時代の経験や学生へのメッセージをお聞きしてきましたので、ぜひご覧下さい!

1. 法政大学職員を志望した経緯を教えてください。

大学職員を志望することとなった一番のきっかけは、経営学部に在籍しているとき、自主マスコミ講座(以下、自主マス)を受講したことです。大学に入学して 1 年間は、目的もなく過ごしていました。しかし、大学 2 年生の頃、「このまま目標のない日々を過ごしていてはダメだ」と思い始めたのです。
そんなときに自主マスに出会いました。自主マスは、マスコミ業界を志望する全学の1〜3 年生を対象とした課外活動で、実際にマスコミ業界で働く方を講師に迎えるなど、実践的な活動を行っています。互いに刺激し合える学生の輪に自身も入りたいと感じ、参加を決めました。
そこでは夢を叶えていく仲間の姿を間近で見て、私も仲間の後に続こうと思うのが普通なのかもしれませんが、私の場合は、このような環境があることの素晴らしさと、学生の学びや経験の場・機会の大切さを感じました。そして今度は自身が大学職員になることで、学生の成長を支えたいと考えるようになりました。

2. 仕事において、やりがいを感じる点を教えてください。

やりがいは、学生の成長に携われることです。最初に配属された法科大学院では、履修や成績、就活等に関する事務をおこなっていました。当時、院生と私は年齢も近く事務窓口以外でも会うと話すことがよくありましたが、その後司法試験に合格した際に、直接感謝の言葉をいただくことがあり、嬉しさを感じましたね。
現在は学務課という部署で、学生と接する機会がほとんどありません。しかし、そこでの業務が間接的に学生に繋がっていることは常に感じており、その点がやりがいになっています。また、大学は教育機関でありながら研究機関でもあります。先生方が研究のし易い環境を整えることも職員の仕事の一つになりますが、研究内容が世の中に還元され広まっていき、それは大学のブランド力を高めることにも繋がります。新聞などで、法政大学や先生方を見かけた時は嬉しく思いますね。

3. 学生時代の経験で今に活かせたことはありますか?

まず自主マスでは、コミュニケーション力を培うことができたと感じています。学生どうしで議論する中で、自分の考えを言語化し、相手に伝える力、表現する力がついたと思います。
また、アルバイトもいくつか経験しました。それぞれの仕事で求められる知識やスキルが異なりますが、よりよい成果や環境をつくるために、その場に応じて工夫する能力も身につきました。そして多くの社会人と接して、さまざまな価値観を学ぶことができました。
また、簿記の勉強もしていましたが、おかげで数字に強くなり、今の仕事に直接役立っていると感じています。

4. 学生にメッセージをお願いします。

大学には、授業やゼミはもちろん、その他にも多くの学ぶ機会が設けられています。しかし、情報があふれていることもあり、その情報を上手くキャッチできていない学生が多いように感じます。
ぜひ、大学が設けている機会を積極的に利用し、自分が興味のあることからチャレンジしてみてください。興味のあることを通して、多くの学生や社会人と触れ合うことで、様々な価値観があることを知り、知識や経験もたくさん得られます。それは必ず、自分の糧になります。
たくさんの経験をしながら、大学生活を充実させてほしいなと願っています。

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5. 取材を終えて(担当記者より)

学生時代に多くの経験を積むことの大切さに改めて気づかされました。「学生が活躍できる場をつくりたい」という高橋さんの熱い思いに触れ、大学が企画してくださっている様々な学びの場を積極的に活用したいと感じました。自分が興味のあることから挑戦し、仲間と出会い、多くの価値観に触れることで自分自身を成長させることができたら嬉しいです。(伊藤璃音)

今回のインタビューで、やりたいことを見つけるためには、多くの経験を培い、様々な価値観に触れることが重要だと学びました。これからは大学が与えてくれる機会を利用し、様々なことに挑戦して切磋琢磨したいと思います。(鹿島菜央)

たくさんの経験を重ねて、さまざまな人に出会い、多様な視点から物事を考えられるような人になりたいと思いました。自分の身の回りのことに興味を持ち、積極的に行動して大学生活を充実させていきたいです。(横田琉羽)

学生が成長できる場を作りたいとの思いから職員になられたという高橋さんのお話を伺い、

間接的で目に見えなくても、多くの方に支えられて学生生活を送っているのだと実感できました。(越原椿)

高橋さん、この度はお忙しい中、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。

取材:伊藤璃音(経営学部 2 年)、鹿島菜央(同 2 年)、横田琉羽(同 1 年)、越原椿(同 1 年)