お知らせ

【広報委員会セミナー】シャープマーケティングジャパン株式会社 山本隆博氏 オンライン講演

  • 2022年05月19日
お知らせ

皆さんこんにちは!経営学部広報委員会2年生の鹿島菜央です。
私たち広報委員会では、4月25日(月)、山本隆博様(シャープマーケティングジャパン株式会社)をお招きし、「簡単には伝わらない時代のSNSでの伝え方」と題する講演会を実施しました。
山本様は、80万人以上がフォローするシャープ公式ツイッターの運営者=「中の人」を長年務められ、SNS上でのコミュニケーションについて数多くのご経験をお持ちです。今回は、この講演会の内容について紹介します。

《簡単には伝わらない時代のSNSでの伝え方》

「SNSでは信頼される行動をとる。」これが、SNSで発信する際、常に心がけるべきポイントになります。現代は、一方的な宣伝やPRが通用せず、個人がスマホでそれぞれ情報発信・収集をする「情報過多」の時代です。だからこそ山本様は、シャープの一員でありながら「社員を半分辞めた」立ち位置からのコミュニケーションを意識されているそうです。つまり、「八百屋の店先のおじさん」のような目線でお喋りをすることが、フォロワーとの距離を縮めることになると考えられています。例えば、みんなと同じ日常を想像しながら、家電の買い物相談のリプライをするなど、公式アカウントでありながらも茶目っ気のあるツイートをしていることが挙げられます。

 また、SNSでは「生身の人間が書いている」というイメージをフォロワーに与えることも大切です。これにより、例えば企業がネガティブな情報発信をせざるを得ない場合でも、あえてそれを呟く一人の人間の姿を想像させることで、親近感を感じてもらいやすくなると教えていただきました。具体例としては、主語を「我が社は」等の形式的な表現ではなく、「私は」に変えることで、文章に体温を与えることができることを学びました。

このように、SNSでは、フォロワーの「友達」という立場・感覚で言葉を発信することが重要です。公式アカウントの運営者としては勇気が必要ですが、この振る舞いによって「企業ブランドの奥にも一人一人の人間がいるんだ」とのイメージをフォロワーが抱くようになります。そしてその積み重ねが、SNS上での信頼獲得につながるのではないかと教えていただきました。

《講演をお聞きしての感想》
SNSやYouTubeの登場は、情報の発信・収集のあり方を根本から変えました。そんな今だからこそ、SNS上では如何にフォロワーからの信頼を獲得し、距離を縮められるかが鍵となっていることを学ぶことができました。

皆さんも、一度は、「SNSでの発信では何を意識したらいいの?」「『いいね!』をもらうにはどうしたらいいの?』といった疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。そんなときは、この記事を参考にしていただくと嬉しいです。

 山本様、この度はお忙しい中、素晴らしいご講演をありがとうございました。

(文責:法政大学 経営学部 市場経営学科 2年 鹿島菜央)