お知らせ

【2021年度新任教員インタビュー】

  • 2021年07月08日
お知らせ

みなさんこんにちは!経営学部広報委員会編集長の永井友哉です。
今回は新しく広報委員会に参加してくれた1年生の小沼綾音さんと一緒に、今年度着任された片桐満(かたぎり・みつる)先生にインタビューしてきました。

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1.       簡単な自己紹介をお願いします。

片桐満と言います。1981年生まれ、京都府出身です。東京の大学に通い、ミクロ経済学を勉強していました。社交ダンスのサークルに所属し、大会にも出場したことがあります。

大学卒業後は日本銀行に就職し、社内の留学制度を利用してアメリカに2年半留学して経済学の博士号を取得しました。2016年まで日本銀行に勤めた後、ワシントンD.C.にあるIMF(国際通貨基金)という国際機関でエコノミストとして3年間働いていました。

今年の4月から法政大学に着任し、今年度は「金融論」「入門演習」「入門外国語経営学」の授業のほか、ゼミを担当しています。担当ゼミでは、主に金融市場やコーポレートファイナンスなど、金融に関することを扱っています。来年度からはGBP(グローバル・ビジネス・プログラム)科目も担当する予定です。社会人経験がありますので、授業ではそれを活かし、社会に出て役に立つ実務的なことも教えていきたいと思っています。

専門分野は、金融政策、マクロ経済学、コーポレートファイナンスです。金融政策は、就職してから仕事と並行して勉強し始めましたが、金利の上げ下げによる影響や、株や国債の売買に関する政策の効果について研究してきました。また、コーポレートファイナンスでは、負債と資本の関係をマクロ的な観点から分析しており、これまでは主に国債市場の金利の決まり方について扱ってきました。今後は為替市場やインフレ率の決まり方についても研究していくつもりです。

 

2.       どうして大学の教員を志したのでしょうか。

これまで以上に、研究に精を出したいと思ったからです。これまで日本銀行やIMF(国際通貨基金)で勤務しながら、仕事の延長線上として、ファイナンスや金融・経済の研究を行ってきましたが、その中で自分はエコミスト(研究者)の方が向いていると気づきました。しかし、金融機関での業務と研究を両立させるのは、どうしても時間などの制約が多く、もっと研究に没頭できる時間を増やしたいと感じていました。そこで選んだのが、大学での研究者という選択肢でした。

 

3.       どうして法政大学経営学部を選んだのでしょうか。

私立大の中でも、グローバル教育に力を入れていたからです。法政大学は「スーパーグローバル大学」に採択されていることをはじめ、留学生の数が多いことなど、他の私立大に比べ、国際化への姿勢において進んでいることが決め手になりました。私自身の海外での労働経験や留学経験を十分に活かすことができると思ったからです。

 

4. 最後に、学生に向けて一言アドバイスをお願いします。

視野を広げてください。勉強はもちろん、部活やサークルに参加したり、アルバイトをしたりして、多くの事を学んでほしいです。社会人になってからは時間や仕事、人間関係において制約が増え、こういったことはやりづらくなるからです。与えられた時間を、悔いのないよう使ってください。私の経験上、おすすめは留学です。海外で長時間過ごす経験は、視野を広げるという点において大きな影響をもたらしてくれます。

 

この他にも、学生時代の思い出や、現在受け持っている授業の様子など、大変興味深いお話をたくさん伺うことができました。
お忙しい中、インタビューにご協力くださりありがとうございました。これからもよろしくお願いします!

 

取材:永井友哉(経営学部3年)、小沼綾音(経営学部1年)