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2019年度「自由を生き抜く実践知大賞」表彰式を開催しました

  • 2019年12月25日
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  • 実施報告
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12月21日(土)に、2019年度「自由を生き抜く実践知大賞」表彰式を市ケ谷キャンパスボアソナード・タワー26階スカイホールにて開催し、学生、教職員合計約80人が参加しました。

「自由を生き抜く実践知大賞」は、2016年に制定した法政大学憲章を体現する教育・研究等の実践を顕彰し、広く共有・発信することによって、憲章に関する理解を深め、法政大学ブランドを更に強化、周知していくことを目的に設けたものです。賞の実施は、学部・部局横断の教職員メンバーで構成される「ブランディング推進チーム」が企画・運営し、2017年度より3回目の開催となりました。

今年度は2015年度以降に本学の「教員・教諭」「職員」「学生・生徒」が取り組んでいる、法政大学憲章を体現する教育・研究、業務、活動等の実践事例を対象として募集しました。また、今回は本学学生・付属校生徒の皆さんも直接エントリーできるよう大学WEBサイト等で募集をし、18件のエントリーの中から10件がノミネートされました。(ノミネート一覧はこちらです)

表彰式にはノミネート事例の担い手である学生・生徒・教職員が招待され、総長による最終選考を経て決定した大賞ならびに各賞が発表されました。今年度の各賞は、法政大学憲章や憲章に連なる本学の理念などのキーワードを冠した4賞です。賞の発表は、昨年度の実践知大賞・各賞受賞者がプレゼンターとなり、受賞者には田中優子総長から表彰状と副賞が授与されました。

受賞された取組は以下の通りです。

受賞取組一覧

受賞名 受賞取組 実践主体
大賞 法政大学
植物医科学センター
生命科学部
ダイバーシティ賞 法政大学新聞1041号
「特集 バリアフリー
調査」
新聞学会・
市ヶ谷ボランティア
センター学生スタッフ

人々への共感賞

大学キャンパスでの
避難生活デザインワーク
〜豊かさと包摂性を
追求した避難生活~

2019年度 
課題解決型
フィールドワーク
for SDGs集中講義
受講生グループ

自由という広場賞

ガラス箱オフィス
アワーセンター(GBC)
情報科学部

真に自由な思考と行動賞

PASS
(The Program
“Your Awareness
Saves Society”)
国際高等学校

表彰式の最後には、田中総長から全体講評として「今年もたくさんのノミネートから各賞を選ぶのに大変迷いました。一つひとつの取り組みを皆さん熱心に実践していることが伝わってきました。皆さんがご自身の口で話してくださる活動の日々こそがまさに実践知だと思います。単に言葉として学んでいるということではなく、日々実践しながら新しい知を獲得し次の経験につながる活動をされています。候補が多彩なので、昨年度よりテーマを定めて各賞を決めています。そこで、今年度は『価値観を変える知性』という基準をつくり、各受賞取組を選びました。実践知は、理想の社会を見据えて自分が立っている場で何ができるのかということ考え、それを実践していくことですが、今年の審査を通して、実践知は今現実にある社会の価値観を変えていくこともできるかもしれないと、皆さんのおかげで新たな発見がありました。この度は誠におめでとうございます。」と述べ、最後に受賞者、ノミネート者全員で集合写真を撮影し、閉会いたしました。

なお、大賞・各賞の実践事例や贈賞基準、受賞者の感想につきましては、WEBサイトHOSEI PHRONESIS(法政フロネシス)、および広報誌「法政」等にて、今後、順次紹介をしていきます。

  • ノミネート3年目にして、見事大賞に選ばれた「植物医科学センター」。 受賞者より「素晴らしい賞をいただきありがとうございます。応用植物科学科では3年生より研究室に配属され、植物病の診断に携わります。この賞を励みに苦しんでいる人たちのためにも、一隅を照らす活動に向けて今後とも精進していきたいと思います」と話してくれました。

  • 受賞者は受賞の喜びと取組について熱く語ってくれました

  • 受賞者には表彰状とえこぴょんのぬいぐるみ、大賞受賞者には大きなえこぴょんのぬいぐるみと 3次元えこぴょんが彫刻されたクリスタル・トロフィーが授与されました。クリスタル・トロフィーには、過去の大賞取組が記されたリボンが添えられています。

  • 受賞者・ノミネート者・全員で集合写真

  • 表彰式後には受賞者・ノミネート者を祝う祝賀会が開かれました。ノミネート事例の表彰と紹介も行われ、お互いの実践事例について理解を深める場となりました。