お知らせ

「環境月間」特別企画・国土交通省協力講座「日本の国土と生物多様性」開催(2023年6月30日(金)15:00~16:00)

  • 2023年07月06日
  • イベント・行事
お知らせ

 2023年6月、法政大学環境センターは、環境月間特別企画として、一つ一つの「行動」と「自然」とのつながりを意識して「えこぴょん」と一緒に我々が暮らす「地球」の謎に迫ることを目指し、国土交通省総合政策局環境政策課 東岡 ともえ自然環境活用係長をお招きし、「日本の国土と生物多様性の保全」をテーマにした講演会を開催しました。

 講演会においては、まず、東岡係長より「世界の動き」としてCOP15(第15回生物多様性条約締結国会議)やCOP15において採択された新たな世界目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」のポイントについて丁寧に解説して下さいました。
続いて、「日本政府の動き」として、「昆明・モントリオール生物多様性枠組」に対応し、生物多様性・自然資本を守り、活用するための戦略として、2023年3月に閣議決定された「生物多様性国家戦略2023-2030」の位置づけやポイントについてご紹介いただきました。
 最後に、「国土交通省の取組」について、生物の生息・生育の場の提供、水源涵養、良好な景観形成など、自然環境が有する多様な機能を活用し、持続可能で魅力ある国土・都市・地域づくりを進める取組であるグリーンインフラの社会実装の推進をはじめとした国土交通省における主な取組例を交えながらご講演いただきました。

 本学のキャラクター「えこぴょん」は、2008年度に誕生したスクールカラーの服を身にまとった母校愛が強い「兎」で、自分の背中に地球の未来がかかっていると思い込み、地球(型の気球)を背負って地球環境問題の解決に向けて世界を舞台に様々な活動をしています。我々が暮らす「かけがえのない地球」には、人間を始めとしてさまざまな「生物」が暮らし、例えば、森林には「えこぴょん」の仲間の草食動物の「兎」のように森の草や実を餌にし、樹の幹や土の中には昆虫、微生物を始めとした「生物」が生息しています。一方、我々人類の生活が豊かになるにつれて、森林は急速に減少し、生物の豊かな生息環境が脅かされていることに、「えこぴょん」も胸を痛めています。

 「環境月間」特別企画・国土交通省協力講座をきっかけに、母校愛の強い兎で、自分の背中に地球の未来がかかっていると思いこみ、地球環境問題の解決に向けて世界を舞台に様々な活動をしている「えこぴょん」と一緒に、一つ一つの「行動」と「自然」とのつながりを意識し、「かけがえのない地球」の未来について想いながら、身近なところから地球環境問題に取り組むきっかけとなればと願います。

「日本の国土と生物多様性」をテーマにした国土交通省協力講座には、国土交通省総合政策局環境政策課 東岡 ともえ自然環境活用係長を講師としてお招きしました。

  • 2023年5月8日(月)より新型コロナウイルス感染症の感染法上の扱いが「5類」に移行し、本学学生に加えて、一般の方もご来場いただくことができました。

  • 当日は、2023年6月に発行したばかりの「法政大学環境報告2022」や本学のキャラクター「えこぴょん」特製グッズ、講演資料と「グリーン・インフラ若手の会 会員募集」リーフレットと資料も充実しました。

  • 当日は、ソーシャル・ディスタンスに留意し、「えこぴょん」もしっかり最前列で聴講させていただきました。

  • 冒頭の挨拶として、「環境月間」特別企画を企画立案した法政大学環境センター榎本 直子より国土交通省協力講座「日本の国土と生物多様性」の企画の概要について説明しました。

  • 講演会には、「外濠」地域のビオトープ・ネットワークを意識し、本学の市ケ谷キャンパスのボアソナード・タワー4階の「グリーン・テラス」を活動拠点に活動している「法政大学屋上緑化維持管理プロジェクト」メンバーも駆けつけてくれました。

  • 講演会の参加者に向けて、自然環境を活用し、持続可能で魅力ある国土・都市・地域づくりを進める「グリーンインフラ」の社会実装のため、現地見学・勉強会・SNSでの情報発信等を通して、10代~30代の若手ネットワークを形成する会「グリーンインフラ若手の会」にお誘いただきました。