お知らせ

クラブ・サークル紹介:かるた会

  • 2023年04月11日
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「ちはやぶる」瞬発力でかるた札が飛び交う競技かるたに夢中

かるた会は、市ケ谷キャンパスを拠点に競技かるたを楽しんでいるインカレサークル。週に3回は部内で試合形式の練習を積みながら、腕を磨いています。

競技かるたは、「小倉百人一首」の札を使ったかるた取り勝負です。1対1の対戦で、読み札として短歌の上の句が読まれた時に、続く下の句が書かれた札をどちらが先に取れるかを競います。

「試合では、自陣に並べた25枚の札をゼロにした方が勝ちとなります。場にない50枚の札も読まれるので、運にも左右されます。自陣にある札を取られたり、お手つきをしたりすると相手から札が送られてしまうので、一瞬の判断力が勝負です」と競技かるたの魅力を語るのは前代表の松岡さん。「コロナ禍前の大会では大学日本一になった実績もあるので、その強さに引かれて入部したかるた好きの部員が集まっています」と笑顔で語ります。

競技かるたの大会は数多く開催されていますが、特に注力しているのが年間の大学日本一を決める「大学選手権」と、年2回開催される「全国職域学生かるた大会」です。

各大会に出場する際は、級別でランク分けされます。E級から始まり、大会に出場して好成績を残すとD級、C級、B級の順に昇級して、最上級はA級です。

「コロナ禍の影響で大会の中止が相次ぎ、しばらく昇級にチャレンジする機会も失われていたのですが、ようやく練習の成果を発揮できました」と、念願のA級昇格を果たした喜びを語るのは赤﨑さん。「A級になるには、B級の大会で優勝か準優勝を2回する必要があります。トーナメントを勝ち続けるためには一日中集中力を持続していないといけないので、昇級が決まった時にはホッとしてうれしかったですね」と快挙の瞬間を振り返ります。

「かるた会は部内の雰囲気がいいのです。試合ではもちろん真剣勝負ですが、かるたを楽しみたいメンバーも多いです。日常では級位や学年など関係なく声を掛け合いながら、気軽に競技かるたを楽しむ交流イベントなどの機会も増やしています」と語るのは村田さん。「年3回は実施していた合宿の再開を検討している他、2023年は、創設20周年という節目の年なので、卒業生を交えたイベントの計画も始まっています」。

ようやく思い切り活動が再開できそうな2023年度に向けて、部内ではこの3年間の思いをエネルギーに変え、より一層活動が活発化しています。

(初出:広報誌『法政』2023年3月号)

  • 左から、赤﨑遼さん(キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科2年)、松岡凜さん(法学部法律学科3年/前代表)、村田裕貴さん(法学部法律学科2年)

  • 2022年9月に開催した部内イベント「法政カップ」での1枚。部内でチーム分けして、和気あいあいと団体戦を楽しんだ

  • 大学構内にある畳敷きの部屋か外部施設を借りて行われる練習は実戦重視。1試合ごとに、大会さながらの真剣勝負が繰り広げられる

  • 毎年、市ケ谷キャンパスの大学祭には模擬店を出して参加。2022年度はフランクフルトの出店を設営し、部員が協力し合いながら販売した