お知らせ

こだわりの詰まった水素情報館「東京スイソミル」訪問エコツアー開催(2022年12月13日(火))

  • 2022年12月29日
  • イベント・行事
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 2022年12月13日(火)、法政大学環境センターはこだわりの詰まった水素情報館「東京スイソミル」訪問エコツアーを開催しました。水素情報館「東京スイソミル」は、「見る・触る・体験する」をコンセプトとした全国初の水素エネルギーに特化した「水素社会」の実現に向けた環境学習施設として2016年に開設。2018年に「新エネルギー財団会長賞」を受賞されました。
 水素情報館「東京スイソミル」に到着後、まず、講義室において越智館長より水素情報館「東京スイソミル」の沿革や役割、「TOKYO2020」や「HARUMI FLAG」をはじめとした東京都における水素エネルギーの利活用を中心にお話しいただきました。
 続いて、館内の1階に所在する「私たちとエネルギー」、「水素エネルギーの可能性」、「水素社会のしくみ」、「水素社会のいま」、「水素社会と私たちの未来」、「水素社会への希望」などの6つのゾーンで構成されるコーナーにおいて、越智館長より丁寧に解説していただきました。
 また、途中から天気が回復したため、屋外において、走行時の騒音や振動が少なく、二酸化炭素を排出しない「燃料電池自動車」について、水素と酸素を化学反応させ発生した電気でモーターを回して走る仕組みや特徴を紹介していただき、災害時には非常用電源としても利用でき、一般家庭の約一週間分の電気が供給できる「外部給電器」を用いて自動車から取り出した電気で家電製品を動かすデモを体験しました。
 この他、館内の2階には、「HARUMI FLUG」のジオラマなど「TOKYO2020」のレガシーを残し、カーボンニュートラルの実現に向けた「水素サプライチェーン」の構築とまちづくりをイメージしたジオラマや、企業の最新技術や製品を紹介する展示コーナーを見学、また実験コーナーでは自転車を使って水素を作る発電装置の実験と燃料電池活用を体験しました。
 こだわりの詰まったエコツアーの最後には、越智館長より「水素」エネルギーの社会実装の国内外の事例や今後の展望などを中心に、「我々の生活において水素エネルギーがどのように活用されるのか」という視点で紹介いただき、約40分以上にわたる白熱した質疑応答がなされました。
 我々が暮らす「地球」においては、我々人類を含めた全ての「生物」が自然環境の中でバランスをとりながらつながりあっており、一つ一つの「行動」が遠く離れた「地球」のどこかで影響をもたらしています。
 当日は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けてキャンセルされた方が多くおりましたが、水素情報館「東京スイソミル」にご協力いただき、対策をしっかり講じながら特別にプログラムを編成いただき、カーボンニュートラルの実現に向けた次世代エネルギーとして期待される「水素エネルギー」を「見る・触る・体験する」ことで、我々の暮らす「かけがえのない地球」の未来に迫ることができました。
 

  • 公益財団法人東京都環境公社が主管する水素情報館「東京スイソミル」に到着。

  • 水素情報館「東京スイソミル」に到着後、講義室において組織の沿革や役割、「TOKYO2020」や「HARUMI FLAG」における水素エネルギーの利活用を中心にお話しいただきました。

  • 続いて、館内の1階に位置する6つのゾーンで構成される「水素エネルギー」について学習できる展示をご案内いただきました。写真は、アバターとして職業体験することができる「Neoトーキョーの住人になろう!」。

  • エコツアーの途中から天気も回復しました。屋外では、燃料電池自動車の電気を家庭用電源に変換できる機器「外部給電器」を使用して、燃料電池自動車から取り出した電気でドライヤーを動かすデモを実演してくださいました。

  • 燃料電池自動車の仕組みや特徴を紹介いただいた後は、実際に座席に座ってみました。

  • 「東京2020オリンピック」において使用された「水素」を聖火に活用したトーチの展示。

  • 「HARUMI FLUG」のジオラマ。カーボンニュートラルの実現に向けて、「水素エネルギー」を実装化したまちづくりが進められている。

  • 約40分以上にわたる白熱した質疑応答の後には、水素情報館「東京スイソミル」の前で名残を惜しみつつ何度も記念撮影をしました。