お知らせ

【開催報告】課外教養プログラム「伝わるデザイン術 ~すべての表現を見やすく美しく~」(2/1)

  • 2021年02月19日
お知らせ

1.日時
2021年2月1日(月)15:30~17:10

2.場所
Zoom(オンライン上)

3.講師
片山なつ 氏(千葉大学大学院 理学研究院)

4.参加者数
38名

KYOPRO学生スタッフによる実施報告

2021年2月1日(月)に課外教養プログラム「伝わるデザイン術 ~すべての表現を見やすく美しく~」をZoomにて実施しました。大学生になると、様々な資料を作成する機会が多くなります。一方で、多くの学生は今まで情報を分かりやすくまとめて資料作成する手法を学んだことがなく、感覚的に作成する学生が多いです。ゼミでのレジュメや研究発表ポスター、サークルでのチラシなど、いずれも情報を他者へ伝達する行為であるため、より「効果的に情報を整理すること」が重要だと考えます。本プログラムは情報をスムーズに他者に伝えるため、より「見やすく、読みやすく、伝わりやすい」資料作成に役に立つデザインの基本知識を身につけることを目的としたものです。

講師は千葉大学大学院理学研究院の片山なつ様をお招きしました。片山様は、「デザインを教養に。」というテーマで、2010年にウェブサイト「伝わるデザイン|研究発表のためのユニバーサルデザイン」を立ち上げ、これまで大学や図書館、官公庁、企業などを対象に数多くの講演を行ってきました。

プログラムは、まず片山先生による講演を行いました。資料作成に必要な情報デザインの基本ルールやテクニックなどを四項目に分けて紹介しました。中でも受け手の多様性に配慮し、視覚のバリアフリー化をするための色覚ルールの話は特に印象に残り、非常に勉強になりました。次に、各グループに分かれ、講義で学習したデザインのルールを活かし、事前に学生スタッフで用意したスライド資料をより魅力的な資料に修正するグループワークを行いました。グループで一つの資料を修正する形を取ったため、全員で学んだデザインのルールについて復習しながらグループワークを進めることができました。議論が非常に活発し、学生同士で学んだ知識を共有する素敵な空間になりました。プログラム終了後には、時間が限られている中、学んだデザインルールをその場で参加者と協力し合いながら実践するこのグループワークに多くの好評を頂きました。

本プログラムで学んだデザインのルールと情報伝達の基本知識は、オンラインでの授業やサークル活動などが増え、視覚的なメディアを活用することが多くなった今日、とても有益なものとなりました。また、学生時代はもちろん、将来社会人になっても役に立つ内容でした。参加者の皆さんにはこれから様々な資料を作成する際に、より伝わりやすく魅力的なものとできるヒントになることを期待しています。

【報告・KYOPROスタッフ】雷蕾(社会学部メディア社会学科4年)


※「課外教養プログラム」は正課授業だけでは満たしきれない学生の様々な好奇心に応えるために学生センターが運営しているプログラムです。

※「課外教養プログラムプロジェクトスタッフ(KYOPRO)」は、学生が学生のために課外教養プログラムを企画・運営する学生スタッフの団体です。

  • 講師にお招きした、Webサイト「伝わるデザイン」の管理人である片山なつ様

  • 情報伝達を円滑にするデザインの基本ルールやテクニックについて話す片山様

  • 参加者で協力し合いながら資料を修正するグループワーク

  • 講師によるグループワークのフィードバックと質疑応答の様子

  • オンラインでの活動が増えた今日、有益なプログラムとなりました

  • 本プログラムの企画・当日の運営を担ったKYOPRO学生スタッフ

お問い合わせ

学生センター多摩学生生活課

TEL:042-783-2152
場所:EGG DOME 2階