教員紹介

中島 成久ゼミ

教員紹介

国家と民族への今日的視点

さまざまなテキストから読み解く国家と民族の今日的問題

担当教員 中島成久教授

ゼミ研究テーマ 国家と民族への今日的視点

世界的に国家の役割の低下、多文化主義、また民族(問題)の台頭が大きな問題となっていますが、ゼミでは個々の興味を尊重しながらテーマと地域を絞り込み、ピンポイントでゼミ論を仕上げることを目指しています。これまでに4 名、外部の大学院への進学者を出し、ゼミの指導と成果には「定評」があります。個人による研究のみならず、屋久島合宿などゼミ外で共に研究する体制を作っていますので、ゼミ生の仲がいいことも特徴です。

学生インタビュー(国際文化学部 国際文化コース Iさん)

私にとってゼミとは?

一言でいうと、知識の泉です。自分の研究に加えて、毎回各々が自分のテーマについて発表する形式なので、さまざまな国や文化に対してアンテナをはることができるようになりました。また、積極性を鍛える場でもあります。発表者であってもそうでなくても、自分の考えていることを自分の言葉で発信し理解してもらう、という単純なようで難しいことに、毎回向き合いながら参加しています。

ゼミで学んでいること

先生の知識が広いので、個人個人が興味のある分野を掘り下げることができます。中島ゼミ全体で取り扱っているテーマのキーワードとしては、「貧困」「アフリカエイズ問題」「文化政策」「多文化主義」などが挙げられ、私個人としては、アメリカにおける多文化主義を土台として、1994 年に起きた飛行機エノラ・ゲイの展示に関する論争をとりあげました。歴史認識の多様さが起こした論争で、多文化主義の裏にひそむ“排除”を知る機会となりました。

中島先生とはどんな先生ですか?

家族大好き・赤ワインが好き・そしてお茶の入れ方にはこだわる先生です。性格は、他の授業でも表れているとおり屋久島仕込みののんびりマイペース、細かいところまで手を抜かずにこだわります。さらにゼミ生みんなが口をそろえて言うことは…何といっても学生思いの先生!!
学生の考えていることを汲み取って、どんな相談でも親身になってくれます。研究テーマをつめていくときも、うまく道筋をたどれるように的確なアドバイスをしてくれます。

中島ゼミに入ってよかったこと

中島ゼミに入ってよかったことは、新しい研究を学ぶことができることです。先生の取り上げる文献がしっかりしたものなので、古いものの反復ではなく現代の視点を研究することができます。
また、先生が映画好きなこともあって、ゼミの時間に研究内容に関わる映画を観ることもあります。映像から、史実やさまざまな問題の1面をわかりやすく学ぶことができました。そしてなによりも、尊敬できる先生、素敵な先輩たちに出会えて意見を交換し合えたこと、時間を共有できたことは私の財産になりました。