トピックス(2019年度以前)

人間環境学部 長谷川直哉教授ゼミ所属の学生が「第5回住友理工 学生小論文アワード」で受賞

  • 2019年09月27日
トピックス(2019年度以前)
表彰式(2019年9月18日)

表彰式(2019年9月18日)

「第5回住友理工 学生小論文アワード」において、人間環境学部 長谷川直哉教授ゼミに所属する3年生の須山怜央さん、相澤友香さん、樋口暉さんの共著論文(タイトル:脱炭素トランスフォーメーション-サステナブル産業革命のリーダーを目指せ!)が優秀賞を、氏平杏里紗さん、川島爽花さんの共著論文(タイトル:未来を創るルールメイキング・カンパニー-新たな社会秩序を作り上げるイノベーションの創発に向けて)が審査委員特別賞をそれぞれ受賞し、9月18日(水)の授賞式で表彰されました。

 

今回の課題テーマは、「SDGs(持続可能な開発目標)を達成するためにはどうイノベーションを起こすか -未来に選ばれる会社とは」です。全国の大学院生、大学生、留学生等から102作品の応募があり、最終審査会において河口真理子・審査委員長(株式会社大和総研調査本部主席研究員)をはじめ有識者らの選考により、11 作品の入賞が決まりました。

優秀賞を受賞した論文では、「迫り来る気候変動の脅威を踏まえ、企業は資源エネルギー多消費型ビジネスモデルから脱却し、脱炭素トランスフォーメーションの実現に向けて、経営者の強固な意志とガバナンス力を高めていくことが欠かせない。SDGsを目的ではなく手段として捉え、ビジネスモデルの変革を行ない、脱炭素トランスフォーメーションを実現することこそがイノベーションだと、私たちは経営者に訴えたい」という主張が評価されました。

審査委員特別賞を受賞した論文では「日本企業を成功に導いた20世紀後半のビジネスルールが消失しつつある現代社会は、戦国時代と重なる。「どう戦えば不連続な社会を生き抜くことができるのか」という問いに対する答えを織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑に求めた。三英傑に共通する「生き抜く力」とは、機能不全に陥った社会秩序を革新するルールメイキング力である。SDGs時代をリードしていくために、日本企業がルールテイカーからルールメイキング・カンパニーに変身することを期待したい」という主張が評価されました。

「サステナビリティの視点から企業と社会の関係」を研究する長谷川ゼミは、同アワードの発足当初から応募し、これまで第1回:最優秀賞および優秀賞、第3回:優秀賞、第4回:最優秀次席賞を受賞しています。長谷川教授は「知識を知恵に転換するにあたって、学際的な知識を身に付けて体系化する作業は非常に有効。今回の経験も、新たな知恵への糧にしてもらえれば」と話します。

 

優秀賞受賞チーム(樋口・相澤・須山)

優秀賞受賞チーム(樋口・相澤・須山)

優秀賞受賞 人間環境学部3年 須山怜央さん、相澤友香さん、樋口暉さん

優秀賞に選ばれて大変嬉しいです。私たちは、脱炭素を基軸としたビジネスモデルへの転換に取り組む会社こそ「未来に選ばれる会社」だと考えています。論文を執筆するにあたって先生や先輩、仲間と議論をする時間はとても有意義な時間であり、大きく成長できる時間でありました。この経験を糧に今後の研究活動に励みたいと思います。

 

審査員特別賞(氏平・川島)

審査員特別賞(氏平・川島)

審査委員特別賞受賞 人間環境学部3年 氏平杏里紗さん、川島爽花さん

私達は、企業の外部環境が激変する現代と戦国時代を重ね、新社会を築いた三英傑にこそ日本企業が学ぶべき成功の法則があると考えました。本論文で提起したルールメイキングを実践し、日本企業の多くがSDGs時代をリードしていくことを期待したいと思います。今回の受賞を光栄に存じます。ありがとうございました。

 

 

■関連リンク

法政フォトジャーナル「人間環境学部 長谷川直哉教授ゼミ所属の学生が論文コンテストで最優秀賞を受賞」(2015年7月3日掲載)

 http://www.hosei.ac.jp/koho/photo/2015/150703.html

 

人間環境学部トピックス「人間環境学部 長谷川直哉教授ゼミ所属の学生が論文コンテストで優秀賞を受賞しました」(2017年8月21日掲載)

https://www.hosei.ac.jp/ningenkankyo/NEWS/topics/170821_1.html 

 

人間環境学部 長谷川直哉教授ゼミ所属の学生が論文コンテストで最優秀次席を受賞(2018年8月10日掲載)

http://www.hosei.ac.jp/ningenkankyo/NEWS/topics/180808.html