トピックス(2019年度以前)

「公認会計士試験」合格者インタビュー ―山本脩平さん(人間環境学部4年生)―

  • 2019年03月29日
トピックス(2019年度以前)
山本さんを交えてのインタビューの様子

山本さんを交えてのインタビューの様子

3月13日(水)、ボアソナードタワー24階において今年度「公認会計士試験」に現役合格した山本さんにインタビューしました。長谷川直哉教授、渡邊誠教授が聞き手となり、山本さんから学部の後輩へ贈る熱いメッセージを受け取りました。

 

公認会計士を目指した理由

山本さんは高校時代から簿記に興味を持っていて、人間環境学部へ入学後1年生の時に簿記検定2級に合格しました。学内で公認会計士と話しをする機会があり、1年生の時からこの職に憧れて目指すようになりました。大学に入学して間もない頃は、将来の進路としては漠然と企業へ就職することを考えていましたが、しっかり勉学を重ねれば自分にも資格が取れるのではないかと思い勉強を始めました。


  

話をする山本さん

話をする山本さん

勉学の方法

人間環境学部での科目履修を進めるのと同時に、公認会計士受験のための専門学校にも通うなど、二つの勉学を両立させました。1年生の時にはアルバイトを行っていましたが、2年生になった時にやめました。そして学部での単位取得と受験のための勉学に専念しました。大学と専門学校を往復するダブルスクール生活が続きスケジュール調整には苦労しましたが、市ヶ谷キャンパスは都心に位置しているので専門学校にも近く、地の利を生かすという意味でよい環境が整えられていると思います。

話をする山本さん

話をする山本さん

人間環境学部カリキュラムの利点

学部カリキュラムは科目履修のための選択肢が多いことが特徴なので、それを生かそうと考えました。自分のスケジュールに合わせて履修科目を選びました。ゼミナール(研究会)を履修することは学部での勉学を深める意味では重要だと思いますが、この学部ではゼミは必修科目ではないので自分の場合は履修しませんでした。その代わり受験対策のための勉強に専念しました。学部の定期試験の時期は時間調整がたいへんでしたが、なんとか乗り越えました。

全員で記念撮影。左から長谷川教授、山本さん、渡邊教授。

全員で記念撮影。左から長谷川教授、山本さん、渡邊教授。

大学および卒業生の支援

法政大学OBの公認会計士で構成される「公認会計士法友会」という組織があります。在学中はそこに所属している方々から勉強方法や試験対策などについてアドバイスを受けました。キャンパス内では資格取得を目指す学生のために自習室が確保されていたのでそこを利用しました。カリキュラムに関する要望ですが、学部間で設定されている公開科目をもっと増やしてほしいと思っています。それにより直接受験対策に関係する他学部の科目も履修することが可能になると思いますので、後輩のためによろしくお願いします。

将来について

この4月からは、大手監査法人で公認会計士研修生として、3年間実務的な勉強を積むことになります。研修終了後に公認会計士として正式に登録されます。現在IPO業務(株式公開支援業務)に興味を持っているので、財務アドバイザーなどを目指したいと思います。まずは大手の監査法人でしっかりと経験を積みたいと思っています。

後輩の皆さんへのアドバイス

自分の目標をしっかりと定めて自分自身をマネジメントしてください。努力すれば必ず目標は達成されると思います。受験までには長時間にわたる勉強が必要です。毎日勉強することが大切です。まずは短い時間から始めて徐々にペースを上げてください。また、よい友人、仲間、先輩がいることはとても力になることだと思います。学部授業については学部内の友人と授業内容について教え合うことがありました。また受験を目指す仲間同士ではお互いに良い意味での競争意識が芽生え、それがあったからこそ勉強を続けることができたように思います。公認会計士試験に合格した先輩方から頂いたアドバイスは、ゴールが見えず辛い思いをしていた時の自分を支える大きな力となりました。本当に感謝しています。