トピックス(2019年度以前)

人間環境学部 長谷川ゼミが「第19回日経STOCKリーグ」で 「アイデア賞」受賞-2011年初挑戦以来、8年連続入選-

  • 2019年03月20日
トピックス(2019年度以前)
日経ストックリーグ表彰式(2019年3月9日)審査委員長より表彰状を授与されるアイデア賞受賞チームリーダーの中島さん

日経ストックリーグ表彰式(2019年3月9日)審査委員長より表彰状を授与されるアイデア賞受賞チームリーダーの中島さん

 人間環境学部 長谷川直哉教授ゼミの学生3チームが「第19回日経STOCKリーグ」(主催:日本経済新聞社、特別協賛:野村グループ、後援:文部科学省、金融庁他)で、昨年に引き続き全チーム入選を果しました。今回の大学部門入選率は4.6%(入選34チーム/参加734チーム)です。長谷川ゼミはゼミ創設以来8年連続の入選です。さらにうち1チームが3年ぶりに入賞し「アイデア賞」を受賞しました。(過去の入賞暦:2013年度最優秀賞・金融大臣賞、2014年度審査員特別賞、2015年度大学部門敢闘賞)

昨年度に引き続き、国内および外資系企業での豊富な勤務経験をお持ちであるSCOPE(Sustainability Co-creation Programme)担当の竹原正篤准教授のサポートを頂きまして、例年になく質の高いレポートを完成させることができました。入賞・入選した3チームを紹介します。


  

アイデア賞受賞チーム(左から中島さん、山口さん、長谷川教授、川島さん、氏平さん)

アイデア賞受賞チーム(左から中島さん、山口さん、長谷川教授、川島さん、氏平さん)

「アイデア賞」受賞

テーマ:ビジネス戦国時代を勝ち抜く経営術-時代の変革者 信長・秀吉・家康から学ぶルールメイキングの法則-

チーム「おしゅしガールズ」(中島瑠璃・3年リーダー、山口実帆・3年、川島爽花・2年、氏平杏里紗・2 年は、SDGsが提起しているように不連続な社会を生き抜くためには、新たなルールメイキングが必要であるという視点から、混沌とした戦国時代を秩序ある社会へと導いた、信長・秀吉・家康のルールメイキングに着目してテーマを選定しました。チームリーダーの中島さんは、「ビジネスは「歴史から学ぶ」がテーマです。20世紀のビジネスモデルが機能しなくなりつつある現代社会は、古い秩序が崩壊した乱世から新たな社会を築き上げた信長・秀吉・家康の時代と重なる部分が多いと思います。彼らの成功要因は武力だけでなく、社会経済分野の秩序形成にあることに気づきました。彼らの事跡を読み解き、それを現代企業に適用していく過程では様々な苦労がありましたが、長谷川教授をはじめ、学内外の方々にご意見を頂き、ルールメイキングという答えに辿り着くことが出来ました。今回はこのような賞を頂き、光栄に存じます。誠にありがとうございました。」と受賞の喜びを話しています。

入選チーム「脱炭素リターンズ」(左から樋口さん、須山さん、長島さん、中村さん、相澤さん)

入選チーム「脱炭素リターンズ」(左から樋口さん、須山さん、長島さん、中村さん、相澤さん)

入選

テーマ:Emission Impossible-脱炭素ビジネスへの変革無くして持続的成長なし-

チーム「脱炭素リターンズ」(長島美結・3年リーダー、中村浩彰・3年、相澤友香・2年、須山怜央・2年、樋口暉・2年)でリーダーを務めた長島さんは、「今回のテーマでは、パリ協定の発効を踏まえ、脱炭素社会の中で自社のあらゆるリスクと向き合いビジネスモデルの変革に果敢にチャレンジする企業にフォーカスしました。私たちは、人間環境学部らしさを追求しつつ、環境に対するトレンドを正確に把握するべく企業へのヒアリング等を通じて納得のできるまで調査を行いました。チーム全員が主体性をうまく生かし、論文をより良いものにしようという思いが今回の入選に至ったと思います。」と語っています。

入選チーム「天体観測」(左から松岡さん、井上さん、犬塚さん、山田さん、田上さん)

入選チーム「天体観測」(左から松岡さん、井上さん、犬塚さん、山田さん、田上さん)

 入選

テーマ:「ニーズの見える化」で戦略を覆せ!-課題創造ビジネスの新地平-

チーム「天体観測」(犬塚万里菜・3年・リーダー、井上菜採・3年、田上沙季・2年、松岡修司・2年、山田湧・2年)でリーダーを務めた犬塚さんは、「私たちが定義した「課題創造ビジネス」とは、従来の日本企業の基本形である課題解決ビジネスと一線を画すものです。人々の価値観が多様化する昨今において、顧客ですら自身のニーズを正確に認識できていないと思います。本論文では、「ニーズの見える化」に挑戦し、ビジネスオポチュニティを創造する企業を選定し、未来のサスティナブルストーリーを描きました。私たちが選定した企業が新地平を切り開いてくことを期待しています。また、論文を完成させるにあたり、様々な苦難に直面しましたが、真摯に向き合ってくださった長谷川教授、竹原准教授、ゼミ生に心からの感謝を申し上げます。」と1年間の取り組みを振り熱く語っています。

日経STOCKリーグは、中・高・大学生を対象にしたレポートコンテストで、各チームが自主的に定めた投資テーマに沿ったポートフォリオづくりなどで「生きた経済を体験し、学び、考える」株式学習コンテスト。19回目となる今年度は大学部門では、122校,734チーム,2,971人が参加しました。

参照WEB
https://manabow.com/sl/result/19/index.html