トピックス(2019年度以前)

卒業生の菅原和利さん(株式会社東京・森と市庭)が特別講義を行いました

  • 2018年11月08日
トピックス(2019年度以前)

 2013年に、東京の林業の6次産業化をめざすために設立された株式会社東京・森と市庭の営業部長を務める人間環境学部OBの菅原和利さん(2010年卒)が、10月29日5時限の「地域形成論」(担当教員:小島聡教授)で特別講義を行いました。
 人間環境学部の学生の頃から奥多摩をフィールドとする地域実践活動に取り組み、現在の仕事に至った経過や、杉の柔らかさという木の特性を活かした東京の保育園・幼稚園向けの木製遊具等の商品開発・営業、奥多摩での子どもたちの「木育」体験プログラム事業などのお話とともに、後輩たちに熱いメッセージを送っていただきました。
 多摩川流域の森林と東京をつなぐ「地域共生ビジネス」(地域社会の課題解決に取り組むソーシャルビジネス)の話は、70人の学生にとっても、人間環境学部卒業後のローカル・キャリアを考える機会になったようで、将来、森の仕事をしたいという学生からの質問もありました。
 なお、株式会社東京・森と市庭と人間環境学部は、インターンシップ科目である「キャリアチャレンジ」の受け入れについて、2017年に覚書を締結し、本年2月から3月にかけて2名の学生が、奥多摩と東京をつなぐイベントの企画運営スタッフとして貴重な経験をしました。2019年2月から3月にかけても同様のプログラムを用意しています。
 人間環境学部も創設20年を迎えましたので、OBOGのみなさんと学部が様々な事業で協働する可能性は、今後ますます広がっていくのではないでしょうか。

 

菅原和利さん

菅原和利さん

講演の様子

講演の様子