トピックス(2019年度以前)

人間環境学部生が神奈川県立城山高校で授業をしました。

  • 2015年11月16日
トピックス(2019年度以前)

11月5日(木)の午後、神奈川県立城山高校(相模原市緑区)において、人間環境学部生を中心とした環境活動サークル「環境教育SEET」が授業を行いました。この活動は、市ヶ谷キャンパスで人間環境学部生が行っていた「奥多摩の環境問題」を取り上げた展示を偶然、目にされた同校の校長先生の提案で始まり、今年で10年目となります。
1年生の1クラス(35人)を対象に、毎年異なるテーマで授業を展開しており、昨年度からは、「体感型環境教育」という方針を立て、ゲームを取り入れるなどの工夫をしています。今回は「廃棄物」をテーマに、「講義」と「ゴミ処理ゲーム」という構成で実施しました。このゲームは、生徒が「製造業者(廃棄物を出す側)と「(廃棄物)処理業者」それぞれ3グループ計6チームに分かれ、「環境に配慮した戦略」と「利益を優先した戦略」のどちらかを選択し、互いに取引を行うというものです。各チームには大学生が説明やアドバイス役で参加しました。
環境に配慮すると利益が減り、利益を優先すると環境に大きな負荷がかかるというゲームの設定で始めましたが、生徒の間では「利益を優先した戦略」で進めるチームが多数を占めました。ゲームの最中は、「自分が得することが第一なのか」、それとも「環境負荷を減らして社会の利益を求めるのか」をめぐり活発な意見交換が見られました。そして、ゲームの結果を集計し、利益一位のチームが「食欲を減退させるお菓子」という賞品をゲットすると大歓声が起こりました。
授業の終わりには、大学生が「環境配慮と利益どちらも重要ですね、どのような判断をするのか一人一人が考える課題にしてください」と短くレクチャーしました。参加した高校生はゲームの中での自分の選択を振り返りながら、楽しい授業を終えました。
SEETでは、来年度もこの活動を続けていきます。一緒に授業を作りませんか。 

作戦タイム

作戦タイム

交渉中

交渉中

まとめのレクチャー

まとめのレクチャー

授業を終えて

授業を終えて