映画『はちみつ色のユン』(2012年制作公開)は、幼い頃、韓国から国際養子としてベルギーに送られたJung Henin氏が成長後、自らの生い立ちを描いたマンガをもとに、当時の動画や写真を加えてつくられた作品です。アイデンティティの模索や自分を捨てた親へのアンビバレントな感情が、個人の物語を超えて、国や民族の意味、親子や家族のあり方などについて深く考えさせてくれる内容で、日本でも公開後、評判を呼びました。
Jung氏は幼い時期から日本に強い関心を抱いており、そうした描写は映画の中にもたびたび見られます。
今回、原作者で監督のJung Henin氏が来日するのを機に、映画の上映と、Jung氏自身を含めた関係者による学際トークセッションを、法政大学国際文化学部オープンセミナーとして開催します。
「朝鮮民族のディアスポラ」の観点から、授業でこの作品を取り上げてきた髙栁と、世界のフランス語圏(フランコフォニー)について研究する立場からかねてより関心を注いできた廣松の二人の学部専任教員のほか、学外から多くの関係者をお招きし、この映画のもつ魅力を多面的・学際的に分析し、交流する場になればと思います。どうぞご参加ください。
開催日 | 2016 年10月30日(日) 13:30~17:30(開場 13:15) |
会場 | 法政大学市ヶ谷キャンパス、ボアソナード・タワー3 階 BT0300 交通アクセス・キャンパスマップは、 こちら のページよりご確認いただけます。 |
主催 | 『はちみつ色のユン』の友だちの輪+法政大学国際文化学部 |
内容 | 1.映画『はちみつ色のユン』の上映(75 分、日本語字幕版) 2.学際トークセッション 映画『はちみつ色のユン』原作者・共同監督のJung Henin氏のほか、以下の各氏が登場します。 ・鵜野孝紀(漫画『はちみつ色のユン』翻訳者) ・小出正志(東京造形大学教授、日本アニメーション学会会長) ・清水知子(筑波大学人文社会系准教授、日本アニメーション学会機関誌編集委員) ・平田由紀江(日本女子大学人間社会学部現代社会学科准教授、社会学・文化研究) ・髙栁俊男(法政大学国際文化学部教授、朝鮮近現代史研究) ・廣松勲(法政大学国際文化学部専任講師、フランコフォニー文学研究) |
参加費 | 無料(事前登録不要、法政大学学部生・大学院生に限らず、どなたでもご参加いただけます) |
その他 | 本イベントに関してご不明な点がありましたら、法政大学国際文化学部(E-mail :jkokusai(at)hosei.ac.jp)までお問い合わせください。※(at)は@に置き換えてください。 |
詳しくは、添付のチラシをご覧ください。