本研究科生命機能学専攻の修士課程に在学中の汐見駿佑さんが、第16回クラミドモナス研究会で学生優秀発表賞を受賞しました。
クラミドモナス研究会は、光合成微生物であるクラミドモナスやその近縁藻類を研究する国内の第一線の研究者が集まり、最新の研究成果を発表、議論する研究会です。汐見さんたちはクラミドモナスを人工脂質膜小胞であるリポソームに封入することにより、移動する分子ロボットを創成しました。本研究では、高速度カメラによってその移動メカニズムを明らかにし、リポソーム内外の浸透圧変化によって移動を制御することに成功しました。
本研究により、浸透圧変化という簡単な方法で分子ロボットの移動を制御することが可能であることがわかり、ミクロの決死圏のような生体内で移動する分子ロボットの開発に貢献できることが期待されます。
・受賞者
汐見駿佑(生命機能学専攻生命機能学領域修士課程2年)
・学会名
第16回クラミドモナス研究会
・開催日
2023年3月3日~2023年3月4日
・開催場所
法政大学市ヶ谷キャンパス
・受賞日
2023年3月4日
・受賞名
学生優秀発表賞
・受賞論文名
クラミドモナスによるリポソームの内部駆動と移動制御