法政大学屋上緑化維持管理プロジェクトの活動拠点の「グリーン・テラス」は、市ケ谷キャンパスに唯一残る企画から維持管理まで全てのプロセスに学生が参画して2005年春に学生・教職員の「憩いの場」として誕生した「屋上庭園」です。
2023年度「法政大学屋上緑化維持管理プロジェクト」は、2023年5月26日(金)に”第一弾「A Real Gardener」を開催し、現在の“こだわりの詰まった”「法政大学で最愛の庭園」造りを始動しました。第一弾においては、“こだわりの詰まった”「法政大学で最愛の庭園」において刈りとった途端に繁殖してしまうハルジオンとこれから繁殖期を迎えるヒメジョオン、ひょうたん池の周りのユウゲショウを始めとした主な侵入的外来種の影響についてお伝えしました。
後に、2023年4月に花壇に彩りを与えてくれたチューリップの球根の掘り取りを行い、クルクマ、環境省カテゴリ絶滅危惧ⅠA類のマツムラソウと準絶滅危惧種の日本サクラソウ(環境センター 榎本 直子が寄贈)、エコギャラリー新宿からいただいた紫陽花を休眠挿しから増やした苗を植えました。菜園区画には、気候変動の緩和・適応、ヒートアイランド対策として「みどりのカーテン」を目指した沖縄あばしゴーヤ、大ひょうたんの苗やサツマイモの蔓、エコギャラリー新宿においていただいたふうせんかずらの種を撒きました。
第二弾は、2023年6月16日(金)に「法政大学の最愛の庭園」における「こだわりの眺め」をテーマに、皇居、北の丸公園、靖国神社を経て外濠公園につながる「外濠」地域のビオトープネットワークを意識し、地域の生物多様性の保全や「自然」とのつながりを考えながら植栽を選定し、”こだわりが詰まった”法政大学で最愛の庭園を目指す上で最も深刻な課題である「侵略的外来種」への対応を予定しております。
現在では、学生・教職員の「憩いの場」から庭園内のひょうたん池には絶滅が危惧されているクロメダカが泳ぎ、樹木や草花が育ち、鳥や蝶を始めとした「生物が生育・生息する空間」へと広がりを見せています。
法政大学環境センターが事務局をつとめる「法政大学屋上緑化維持管理プロジェクト」は、千代田区・新宿区にまたがる「外濠」におけるビオトープネットワークを意識して、「愛校心」がもたらした小さな「出会い」と「行動変容」を積み重ねて「法政大学で最愛の庭園」を目指した取り組みが評価されて、2022年3月に千代田区主催「令和3年度 ちよだ生物多様性大賞」において入賞、2023年2月に新宿区主催「第16回新宿エコワン・グランプリコンテスト」グループ部門・奨励賞を受賞しました。
それでは、皆様と”こだわりが詰まった”「法政大学で最愛の庭園」にてお会いできることを楽しみにしております。
開催日時 |
2023年6月16日(金)15:00~16:00(雨天中止) |
---|---|
場所 | 法政大学市ケ谷キャンパス ボアソナードタワー四階「グリーン・テラス」 |
対象 | 本学学生(定員10名/先着順) |
応募方法 | 2023年6月9日(金)迄に環境センターに所属・氏名・連絡先(携帯電話・E-MAIL)、テーマをふまえて庭園に植えたい植物の希望についてE-MAIL(ickankyo@hosei.ac.jp)に送付して下さい。 |
その他 |
参加希望者は、環境センターにメールにて参加申込をして下さい。参加者にはもれなく屋上緑化維持管理プロジェクトメンバー限定缶バッジ、「えこぴょんグッズ」を進呈します。 基本的には、定員を超過しない場合や雨天でない場合には環境センターより連絡をしません。参加申込後は、直接「グリーン・テラス」にお越し下さい。新型コロナウィルス感染症拡大の防止の観点から感染症の拡大状況によって中止もしくは実施方法などが変更になる可能性もございますので予めご了承下さい。新型コロナウィルスの感染症の防止に関する本学の指針等を参考にして 体調に十分留意してご参加下さい。 |
参考URL |
2023年度「法政大学屋上緑化維持管理プロジェクト -"こだわりが詰まった”法政大学で最愛の庭園を目指します-」メンバー大募集 |
問合せ | 法政大学環境センター(TEL:03-3264-5681/E-MAIL:ickankyo@hosei.ac.jp) |