大学評価室紹介

大学評価室長挨拶

大学評価室紹介

「新しい学び」への転換期を踏まえた自己点検・評価活動の実質化を目指して

 

 中央教育審議会大学分科会での「教育と研究を両輪とする高等教育の在り方について(審議まとめ)概要~教育研究機能の高度化を支える教職員と組織マネジメント~(令和3年2月9日付)では、デジタルトランスフォーメーションやグローバル化の進展により、世界的規模で激しく社会と価値観が変化している中で、大学は教育と研究の本来的な機能を通じて、社会の将来的な発展を支え、推進する基盤であり、さらに、大学が知識集約型の価値創造システムの中核として機能し、変革の原動力となることが期待されている。また、2020年初頭から急速に拡大した「コロナ禍」の大学をはじめとする多くの高等教育機関への多大な影響は、現在も残念ながら継続している現状がある。ただし、このような激変する社会情勢の中においても、2020年春学期から秋学期、さらに2021年度への「学びの質向上」に向けたバトンは、その進捗には当然、差異はあるが、確実に進められていることも事実である。

 2020年度秋学期にはその取組みとして多くの高等教育機関において、「with/afterコロナ」での中・長期ビジョンを含めた、各種フォーラム・シンポジウムや情報交換会が開催され、国内外での優れた高等教育での取組みや各種データ解析結果も報告されている。また、より実践的な観点から、「コロナ禍」での教員個々の授業への工夫や課題、さらに組織的な学生対応への効果等、多くの成功・失敗事例が、共通の情報として活用されつつある。これらの情報の共通項の1つとして、学生や教職員への「安心・安全」な学習環境や情報の提供がある。どのような教育環境や手法を用いた場合でも、今まで以上に「わかりやすい」&「丁寧かつ地道」な自己点検・評価活動が涵養であることは言うまでもない。

 「学修成果へ繋がる三つの質」として、・学習の質・授業の質・コースデザインの質が言われているが、本学においても当然ながら、自己点検・評価活動の重要な項目である。授業スタイルや組織的な対応は、「大学教育のニューノーマル」に向けて、コロナ禍での経験を踏まえた転換期である。これらを踏まえ、「本来の学びの本質」に関する自己点検・評価部分を継続しつつ、新しい大学教育の実質化にも対応できるよう、今年度は多くの関連部局とさらに連携しながら、大学での教育研究機能の多様化や組織体としての細分化による負荷増大にも注視しながら、自己点検・評価のさらなる実質化について、検討したいと考えている。

 本年度も引き続き、学内外をはじめとする関連部局含めた皆様からのご指導、ご協力を心よりお願い申し上げます。

2021年4月

大学評価室長
川上 忠重