1.日時
2026年2月26日(木) 15時00分~17時00分
2.場所
小金井キャンパス 西館2階 W212教室
3.講師
花田 磨砂也 氏(量子科学技術研究開発機構(QST)那珂フュージョン科学技術研究所長)
4.参加者数
12名

2026年2月26日(木)に、法政大学課外教養プログラム「核融合の現在とこれから」を実施しました。 本プログラムは「次世代エネルギーである核融合に興味を持ってもらうこと」と、「核融合について正しい知識を身につけること」を目的として立案されました。
プログラムの前半では、講師の花田氏から核融合に関する講義を受けました。核融合の基本原理から、現在世界各国で進められている政策に至るまで、幅広い分野についてお話しいただきました。その中で、「核融合は地球温暖化対策の切り札になる」ことや、「核融合関連のサプライチェーン構築が日本の国力強化に繋がる」といった説明がありました。
私たちはこれまで核融合の技術的な面にばかり注目しており、その技術が社会に及ぼす影響について深く考える経験はほとんどありませんでした。政治、世論、国力など、複合的な要素が絡み合って核融合という技術が歩みを進めているという事実は、私たちに大きな視点をもたらしてくれました。
その後は、「核融合が実現した社会」について考えるグループワークを行いました。講義やワークを通して、「私たちの未来に核融合がどう関わってくるのか」という最初の疑問が、「核融合が実現した未来で、私たちは何ができるだろうか」という実践的な問いへと変わっていきました。
その問いを深めるために、グループワークの全体発表と花田氏からの講評、そして質疑応答を行いました。そこで、自分たちが思い描いた未来に対して世界が現在どう動いているのか、そしてその未来を実現するために本当に必要なものは何なのかを、専門家から直接確かめることができました。
講義終了後も参加者と花田氏との歓談が行われ、「実際にどういう研究がなされているのか」「核融合研究を行う研究員はどんな生活をしているのか」「核融合にかかわるにはどんな進路を辿ればいいか」など、さまざまな質問が飛び交い、活発な交流が行われました。
参加者からは、「フュージョンエネルギーの開発において、日本が活躍していることが知ることができて興味深かった」、「核融合の可能性について理解することができた」といった感想が寄せられました。
本プログラムは、単なる知識の伝達に留まらず、参加者一人ひとりが自身の生活と核融合技術の接点を模索する貴重な機会となりました。今後も、最先端技術が社会に実装されるプロセスを多角的に学ぶ場を企画していきたいと考えています。
【報告・KYOPROスタッフ】理工学部機械工学科 1年 渡邊 暁仁
講師よりフュージョンエネルギーについての説明を受ける
「核融合が実現した社会」について考えるグループワークの様子①
「核融合が実現した社会」について考えるグループワークの様子②
集合写真
042-387-6011
小金井学生生活課