
1.日時
2025年11月21日(金)15:30~17:10
2.形式
Zoomによるオンライン開催
3.参加者数
18名
【当日の講座をオンデマンドでも視聴できます。(1月31日まで)】
視聴方法
※閲覧権限を付与してから閲覧可能となります。閲覧のリクエストから権限付与まで多少、時間がかかりますのでご了承ください。
2025年11月21日(金)Zoomでのオンライン開催にて「大切な人との関係作り講座〜恋愛にいかすアサーション〜」を実施しました。
2024年度の法政大学の学生生活実態調査では「悩みがある」と回答した33.1%の学生のうち、「友人関係に悩んでいる」と回答した学生は31.2%でした。
つまり、およそ10人に1人の学生が人間関係に悩みを抱えています。
また、株式会社R&Dによる社会人438人を対象にした「学生時代にやっておけばよかったことに関する意識調査」では、学生時代に学んでおけばよかったと思う分野について「コミュニケーション」と回答した人は18.5%でした。
そこで、アサーションというコミュニケーションスキルを学生が関心を持ちやすい恋愛という切り口から学べる機会を提供したいと考えました。
アサーションとは、1950年代にアメリカで生まれた人間関係やコミュニケーションに関する考え方やスキルであり、一言で言えば「自分も相手も大切にする自己表現」です。
本プログラムでは、アサーションについて、1980年代からアサーショントレーニングを提供している日本精神技術研究所の並木友里氏にご講演いただきました。
講義は、アサーションの概要、アサーティブな話し方、アサーティブな聞き方の3部構成でした。前半のアサーションの概要では、アグレッシブ、非主張的、アサーティブの3種類のコミュニケーションスタイルの違いについて、例文を使用したクイズ形式で学びました。後半のアサーティブな話し方・聞き方では、4人グループに別れてロールプレイを実施しました。
ロールプレイではオンラインかつ初対面でありながら、全員がカメラ・マイクオンで活発に議論していました。結果、あるグループからは「この班の男性は感情に寄り添って話されると嬉しいのに対し、女性は問題解決のためのアドバイスを言われる方が嬉しい」という一般的な認識とは異なる発見がありました。また、参加者アンケートにも「ディスカッションで他人のコミュニケーションに対する意見を聞けたのは非常に興味深いものであった。」という声がありました。このように参加者交流を通じて、読書やYoutubeなどでは得られない、KYOPROならではの価値を提供できたと思います。
本プログラムを通じて、学生が自身のコミュニケーションスタイルについて意識するきっかけとなれば幸いです。
【報告】 社会学部社会学科3年 山口陽生
学生センター多摩学生生活課
EGG DOME 2階
TEL:042-783-2152