【Lステスタッフによる実施報告】
2025年6月4日にLステゼミ「会計ってなに?企業を数値で見てみよう」が開催されました。
講師には、本学比較経済研究所の田中優希先生をお迎えし、30名の参加者と共にオンラインで実施しました。
今回のLステゼミでは、会計の基本的な考え方や、企業の見方をわかりやすく学ぶことができました。「会計は企業の言語である」というテーマのもと、財務諸表の読み解く方法を、実在の企業を題材にしながら丁寧に解説していただきました。特に、任天堂(株)の例では、現金を多く保有する財務体質から「潰れない会社」の特徴を数値で把握する方法を学びました。
さらに、Zoomのチャット機能を活用したクイズ形式の参加型スタイルも印象的でした。任天堂(株)の財務構造に関する問題では正解率が低かったものの、意外性が学びにつながり、理解を深める良いきっかけとなりました。
また、「借金は悪ではない」という視点から、ソフトバンク(株)や日産自動車(株)の事例を用いて「良い借金」と「悪い借金」の違いにも踏み込むなど、単なる知識にとどまらない実践的な内容も展開されました。
参加者からは「会計についての知識がなかったが、会計初心者でも理解することができた」、「会計に興味を持った」という声が多数挙がりました。
難しく感じられがちな会計の世界を、具体的な企業の姿や工夫された仕掛けを通じて、ぐっと身近に感じられる魅力的な講義でした。
学習ステーション(市ヶ谷学部事務課)
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