1.日時
2024年11月20日(水)17:00~19:00
2.場所
市ヶ谷キャンパス 外濠校舎5階 529-530会議室
3.講師
徳島大学宇宙医学・栄養学研究センター センター長 二川 健 氏
4.参加者
18名
11月20日、法政大学課外教養プログラム「最新技術が叶えた宇宙食の進化!〜宇宙食を知ろう〜」を実施いたしました。
本企画は、宇宙食の歴史や最新技術等を学び、実際に宇宙食を試食することで、普段馴染みのない「宇宙食」について理解を深めるきっかけを提供すること、また、「宇宙食を知ること」を通じて、参加学生に「宇宙全般への興味関心を高めてもらう」ことを目的として開催しました。講師は徳島大学の宇宙医学・栄養研究センターセンター長を務める、二川健氏をお招きしました。
アイスブレイクでは、宇宙日本食でないものや、宇宙日本食認証基準を満たし、認証されている食品の品目数を選ぶクイズを行いました。
講義では、宇宙で起こる身体への負荷問題を「機能性宇宙食」でどこまで解決できるのかを学びました。さらに、二川先生が大豆ムースを開発するにあたり、宇宙で起こる筋萎縮を誘発する物質を特定し、それを阻害する物質を活用していることが印象に残りました。
試食した大豆ムースの味は、大豆の中に甘味が入っていて、健康的に甘さを摂取したい人に向いているような味でした。様々な果実のソースをかけることによって、違った味を楽しむことができました。
また、宇宙食だけではなく、災害食との共通点・相違点や各国の宇宙開発状況の比較といった広い視点でのお話をいただき、視野を広げることができました。
グループワークでは、参加学生がどのような宇宙食が生み出せそうか、講義で学んだことを活かして話し合っていました。宇宙でも食べたくなるような宇宙食や健康面を重視した宇宙食など、様々な面からアイデアが生まれ、議論が活発になっていました。提案した宇宙食に対して二川先生からその場でフィードバックをいただき、より一層理解が深まったと思います。
企画後アンケートでは「あまり知識のなかった状態で参加しましたが、教授の丁寧な説明で楽しく学べました。グループワークもしやすい雰囲気だったので意見をちゃんと出すことができました。」「宇宙食の展開や実際の宇宙ステーションの様子など知らないことを自分で実際に考えて、教授のフィードバックがすぐにもらえるのが面白かったです。」と回答がありました。
宇宙空間における体への影響を食生活という視点から、宇宙食、また宇宙全体について学びを深めるきっかけとなりました。
【報告・KYOPROスタッフ】今井マリアン 経営学部経営学科1年
学生センター市ヶ谷学生生活課
ichigaku@hosei.ac.jp