1.日時
2024年10月4日(金)16:50~18:30
2.場所
市ヶ谷キャンパス 外濠校舎5階 523-526会議室
3.講師
群馬大学共同教育学部准教授 市川寛也 氏
4.参加者
19名
10月4日、法政大学課外教養プログラム「妖怪の正体に迫る!~古の伝承と現代の姿~」を実施いたしました。
本企画は、妖怪の成り立ちや変遷を学び、妖怪という視点を通して、改めて日本文化に対する理解を深めることを目的として開催しました。講師は、地域社会と妖怪文化との関係について研究されている、群馬大学共同教育学部の市川寛也氏をお招きしました。
本企画は対面で実施いたしました。アイスブレイク、講義、グループワークという内容でした。
アイスブレイクでは、風景写真を見て、「ここに妖怪が現れるとしたら、どのようなものか」を話し合いました。
講義では、妖怪の名前や性質は地域の文化・特性を表していることや、妖怪が物語的な想像力によって生み出されていく過程等を教えていただきました。
グループワークでは、「妖怪がつくられるプロセスを追体験してみよう!」をテーマに行いました。「グループの1人が妖怪の写真を見ながら口頭で説明し、他のメンバーは聞いた情報を元に妖怪の姿をイメージして絵に表現する」という内容です。妖怪は奇天烈な姿をしており、学生はどう言葉にして伝えるか苦戦していました。出来上がった絵は似ているものもあれば、全く異なるものもあり、伝承のずれによって姿を変える妖怪の変遷を体感できました。グループの中でコミュニケーションが活発に行われ、笑いも起こるなど大いに盛り上がりました。
企画後アンケートでは、「ワークショップを通じて伝承というものの本質を知れたような気がした」「妖怪がどう成り立っていくのかについて詳しく知ることができて面白かった」と回答がありました。
妖怪は、アニメや漫画で触れるキャラクターのイメージが強いですが、日本の地域文化・特性から生まれ、人々の伝承のずれによって変遷しているという、日本文化との関わりについて学びを深めるきっかけとなりました。
【報告・KYOPROスタッフ】津嶋千早 法学部政治学科4年
学生センター市ヶ谷学生生活課
03-3264-9481