1.日時
2024年9月9日(月)13:30~15:20
2.場所
気象研究所(茨城県つくば市長峰1-1)
3.講師(研究紹介時に説明をご担当いただきました)
保坂 征宏 氏 (気象研究所 気候・環境研究部 第二研究室 室長)
4.参加者数
20名
2024年9月9日(月)に、法政大学課外教養プログラム「天気の秘密を知ろう!気象庁気象研究所inつくば」を実施しました。
本プログラムは私たちの生活において欠かせない天気予報についてどのように調べているのか、また現在進行している地球温暖化について気象の専門家である気象研究所に実際に訪問することを目的として企画しました。
前半は、気象研究所での活動の講演や実際に研究設備の見学を行いました。後半では研究者の保坂氏による地球温暖化の仕組み及び現状、そして今を生きる私たちへの使命について解説していただきました。
研究設備の見学の際、設備の仕組みのみならずその仕組みの由来について深く学ぶことが出来ました。水蒸気量を測定する機械では、水蒸気が多いことでGPSの通信が遅れることを利用して水蒸気量を計測するという逆転の発想に感銘いたしました。
また、地球温暖化がいかに危機的状況であるかを学ぶことが出来ました。地球温暖化の原因をはじめ、私たちのこれからの生き方によって将来の温度がどのように上昇してしまうのかを可視化できたことで、参加学生の環境問題に関する日々の行動を顧みる貴重な時間となったと思います。
参加学生からは、「文系理系問わずわかりやすい解説で、気象研究所について知ることができた」「普段は入ることが出来ないところへ行くことができて大変興味深かった」「温暖化対策への必要性を改めて感じた」など、多くの感想をいただきました。
今回のプログラムを通して、気象研究所・観測機器・地球温暖化について学ぶことができました。地理や環境を携わる学生にとっては学んだことを実際の現場で見ることができて良い機会となったでしょう。また、他の分野を学ぶ学生にとっては興味の幅が広がる良い機会となったでしょう。特に地球温暖化については未来について考えさせられたため、参加者がエシカルな暮らしを心がけるきっかけとなれば幸いです。
【報告・KYOPROスタッフ】生命科学部生命機能学科 2年 市川 結梨
気象研究所の概要について説明
見学の様子①(観測露場の見学)
見学の様子②(スーパーコンピュータについて説明)
集合写真
042-387-6011
小金井学生生活課