1.日時
8月27日(火)10:00~12:00
2.場所
豊洲市場(東京都江東区豊洲6丁目6-1)
3.講師
宮澤 信一 氏(株式会社農経新聞社 代表取締役社長)
4.参加者
17名
8月27日に法政大学課外教養プログラム「野菜・果物はどこから?“豊洲市場(青果)の中身”を見てみよう!」を実施いたしました。
本企画は普段私たちが食している野菜や果物の流通を実際の現場を見学することで卸売についての理解を深めることにあります。そして、今現在抱えているフードロス問題や食料自給率問題などの日本の食問題について考える機会の提供を目的としております。
当日は(株)農経新聞社 代表取締役社長 宮澤真一 様、(株)東京シティ青果様のご協力のもと実施いたしました。本企画は最初に講師の方による卸売についての講義や動画鑑賞をしたのち、市場にて社員の方々による場内見学の案内を行いました。最後に質疑応答やお仕事の内容についてのお話がありました。
卸売の講義では、法律等で決められていないが日本で売買される食材の75%は卸売市場を通していることや、市場における出荷者に対する受託禁止など一般的にあまり知られていない事を学びました。また場内見学では、豊洲市場では全館コールドチェーンの設備で季節関係なく温度を一定に保ち食材の鮮度を保っていること、高速配送システムを持つ大型立体冷蔵庫や運搬車両の電動化など環境に配慮しながらも大量の食材を保管配送できることなど学びました。参加者は実際の市場に興味を持ちながら講師の方のお話を真剣に聞き、疑問点は質問するなど意識的に企画に参加することが出来ました。
参加者アンケートでは普段入ることが出来ない場所を見学できて新鮮な体験ができたこと、現場の人のお話を聞くことができて新しい知識が増えたことなど良かった点がありました。しかし当日の企画スタッフの集合場所への案内が不十分で参加者が迷ってしまったことなど反省点もあり次回の企画に向けてより満足度の高い企画を運営できるようにしたいと思います。
最後に私は本企画を通して青果市場の卸売についての理解を深められたと同時に参加者と講師の双方のコミュニケーションが図れたことが、本企画を実施して良かった点だと感じました。参加者が本企画を通じて食について考えるきっかけになれば幸いです。
【報告】理工学部機械工学科2年 山口皆人
見学前の講義の様子
見学の様子①
見学の様子②
集合写真
042-387-6011
学生センター小金井学生生活課