1.日時
6月15日(土)14:30~16:40
2.場所
サンパール荒川
3.参加者数
35名(うち、留学生9名)
6月15日(土)、学生センターの課外教養プログラム「歌舞伎鑑賞教室」を実施しました。本プログラムは、鑑賞を通じた日本文化に関する教養教育を目的として、実施しました。
鑑賞教室はサンパール荒川で実施されました。今回の演目は『恋飛脚大和往来-封印切-』でした。
今回の課外教養プログラムは、国立劇場が歌舞伎に触れたことがない人にも、分かりやすく、楽しく歌舞伎を観ることができるよう「歌舞伎鑑賞教室」として開催されている公演に参加してきました。「鑑賞教室」ということもあり、演目が始まる前に、澤村宗之助さんによる『歌舞伎のみかた』の解説があり、上演中に演者の演技を強調させる演技法の木をたたいて大きな音を出す「ツケ」や「女形の所作」などについてユーモアを交えてお話しいただくとともに、今回の演目『恋飛脚大和往来―封印切―』の登場人物やものがたりの見どころなどにも触れていただき、普段あまり経験することのない劇場での鑑賞で緊張気味だった私たち大学生をほぐしていただいた上での演目鑑賞となりました。
解説後、『恋飛脚大和往来―封印切―』を舞台から一番近い良席で鑑賞しました。感情表現の豊かな演技や歌舞伎独特の立ち居振る舞い等、魅力的な演技の様子に参加者は真剣に鑑賞していました。また、ものがたりの場面ごとに舞台の演出を短時間で転換させる舞台技術に、再び幕が開いた時には学生も驚いた様子でした。
本プログラムは、留学生の参加も多く、留学生参加者からは、「It was great to experience a form of traditional Japanese arts, while also being given background context and history of Kabuki. (歌舞伎の背景や歴史を学びながら、日本の伝統芸能を体験できたのは素晴らしい経験でした。)」といった感想があり、他の学生からは「今回、歌舞伎鑑賞がはじめてだった為、はじめに解説のある鑑賞教室という形式を鑑賞できたことで、何となく観るのではなく、理解を深めた上で鑑賞することができました。座席も最前列で、役者の表情や息使いを間近に感じることができ非常に貴重な機会でした。」といった感想が聞けて、学生にとって貴重な経験になったようです。
課外教養プログラムでは、今後も日本の伝統文化に関する知識を身につけ、体験を通して学ぶことの出来るプログラムを実施していきます。
集合写真(入口にて)
学生センター市ヶ谷学生生活課
03-3264-9478