お知らせ

【開催報告】課外教養プログラム「獣が自然を食い漁る!?~私たちは食害とどう向き合うか~」(3/4)

  • 2024年03月15日
お知らせ

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1.日時
2024年3月4日(月)14:00~15:40

2.場所

Zoomによるオンライン開催

3.講師

鞠子 茂 氏(法政大学社会学部 教授)

4.参加者数

11名

KYOPRO学生スタッフによる実施報告

2024年3月4日に、「獣が自然を食い漁る!?~私たちは食害とどう向き合うか~」をZoomで開催いたしました。本プログラムは、獣害や食害の概要を知り、それを予防・防止する方法を学ぶ目的で企画いたしました。

プログラムは、グループワークを実施した後、鞠子氏にご講演をいただき、質疑応答をするという流れで進行しました。グループワークでは、「シカやクマのイメージ・経験談」と「食害や獣害を予防・防止する方法」を話し合いました。食害の防止・予防の方法についてのワーク中には、「野生生物が食害をする背景に、食糧の不足が考えられると思う。食糧不足を予防するために森づくりが重要ではないか」などの意見がありました。

講演では、食害の歴史、食害が自然環境にもたらす影響、多摩キャンパス周辺の食害の状況、食害を防止する方法などをご講演いただきました。森林の防護対策としては、防護柵、短期保護、忌避剤が考えられ、なかでも防護柵が現実的だという内容を教えていただきました。講演中の「食害や獣害は、人間の立場から見ると生活に及ぼすことがあるかもれしれない、一方でシカやクマにとっては食べ物を食べるという生きる上で必要なことをしている」というお話が印象に残りました。

また、野生動物と人間が同じ場所で生活する共存は難しいが、人間と野生動物が別々の場所で暮らすすみわけという考え方があることも大変勉強になりました。

今回のプログラムが人間と野生動物とのすみわけや食害や獣害に関して考えを深めるきっかけになれば幸いです。

【報告・KYOPROスタッフ】経済学部経済学科4年 前島怜佳

  • 本学社会学部教授の鞠子茂先生をお呼びしました

  • シカの生息地がわかるサインについて

  • グループワーク中の様子

  • 最後は質疑応答を行いました

お問い合わせ

学生センター 多摩学生生活課

EGG DOME 2階
TEL:042-783-2152