【開催報告】課外教養プログラム「交流しながら学ぶ！外国語としての日本語講座」（11/20）

１．日時
2023年11月20日（月）15：30～17：10

２．場所

多摩キャンパス　総合棟4階　多目的教室

３．参加者数
16名

KYOPRO学生スタッフによる実施報告

11月20日（月）多摩キャンパス総合棟にて「交流しながら学ぶ！外国語としての日本語講座」を実施いたしました。講師には東京学芸大学にて日本語教育を専門とし、日本語の文法やコミュニケーションに関する本を多数出版しておられる小西円氏をお招きいたしました。小西氏は国際交流／留学生センターにて日本語教育コースを展開し、日本語学習者の視点についても研究されています。

当プログラムでは、講師の小西氏が日本語の文法における特徴を説明し、その後学生に回答していただいた事前アンケートをもとに作成したクイズをグループに分かれて解きました。プログラム当日は、留学生と日本語を第一言語とする学生が同じグループになって活発に議論し、一人一人がクイズに対する自分の意見を積極的に出していました。各グループで考えたクイズの回答をグループ間で共有した際には、グループ同士の意見が真逆になることもありました。日本語に対する認識の違いは留学生と日本語を第一言語とする学生の間だけでなく、誰にでもあるということを学ぶ機会となったと思います。

参加者にとって自分自身がどのように日本語を理解しているのかを考えるきっかけとなり、非常に有意義な時間になったと感じます。プログラムの最後に行ったアンケートでも「日本語を複数の角度から理解できてよかった」「自分たちで意見を交わす場面も多く会話が盛り上がった」という感想が寄せられました。日本語を第一言語とする学生は日本語を普段何気なく使っていますが、その詳しい文法のルール、オノマトペ、若者言葉の使い方などを正確に説明することは難しいということを実感する機会を提供することができたと思います。参加者の学生の皆さんには、今後異なる文化背景を持つ人と交流する際に、本講義で学んだことを活かしていただければ幸いです。

【報告・KYOPROスタッフ】池田希咲（社会学部社会政策科学科1年）