1.日時
2023年8月11日(金)8:45~11:00
2.場所
豊洲市場
3.協力
東京魚市場卸協同組合
4.参加者数
15名
8月11日、法政大学課外教養プログラム「豊洲の卸売業とわたしたちの生活のつながり~日本最大級の魚市場・豊洲市場の卸売を見に行こう!~」を実施いたしました。
本企画は、豊洲市場の見学を通して市場の歴史や役割、仕組みなどを学ぶ機会を提供することを目的としています。そして、食に対する関心の低下や魚離れといった状況が見られる中で、改めて学生自身が市場や食への理解を深めることを期待して、今回の企画を実施しました。
今回の企画は、東京魚市場卸協同組合の方々にご協力頂き、企画を実施いたしました。プログラムは、講師の説明を受けながら市場内の見学を行ったのち、組合事務所にて市場に関するDVDの視聴と質疑応答を行うという流れで実施しました。
まず、市場内の見学では、主に管理施設棟と水産仲卸売場棟を見学しました。特に水産仲卸売場では、参加者15名を2つのグループに分けて仲卸業者店舗の見学を行い、店舗に関する説明や仲卸の詳しい仕組みについて、市場で働かれている業者の方からお話していただきました。市場内は原則、一般人が入ることのできないエリアであった為、市場の店舗を興味津々な様子で見学する参加者の姿がとても印象的でした。
また、組合事務所での質疑応答では、東京魚市場卸協同組合広報文化委員会委員長のほか、見学の時に対応頂いた卸業者店舗の2名の経営者の方にも参加いただき、市場見学を通して疑問に思ったことや意見交換などを行いました。築地市場に行ったことがあるが豊洲市場に来たのが初めてという参加者が多かったこともあり、築地市場との違いや近年抱えている課題などを質問する姿が見られました。
同席していただいた3名の方は、同じ仲卸業者でも取り扱う水産物が異なることから、様々な立場の意見を聞くことができ、有意義な時間になりました。
参加した学生からは予想を上回るほどの活発な質疑応答が行われ、積極的な姿勢が見られて良かったと思います。
企画実施後のアンケートでは、実際に市場で働いている方にお話を聞くことが出来た点や立ち入りが難しいエリアを見学できた点がとても好評でした。
実際に見学をしたからこそ理解を深められたことも多く、貴重な機会だったと私個人としても感じました。
本企画への参加をきっかけに市場をより身近に感じてもらい、自身の生活と結びつけることを期待し、改めて豊洲市場を訪れてもらえれば幸いです。
【報告・KYOPROスタッフ】人間環境学部人間環境学科2年 若松美月
学生センター市ヶ谷学生生活課
03-3264-9475