1.日時
2021年12月17日(金)13:10~15:25
2.場所
ボアソナードタワー5階 BT0507教室
3.講師
皆川典久 氏
(法政大学デザイン工学部非常勤講師/東京スリバチ学会会長)
4.参加者数
12名
12月17日(金)に法政大学・課外教養プログラム「明日の通学が楽しくなる!?市ヶ谷キャンパス周辺地理・歴史ツアー」を実施致しました。
本プログラムでは、東京スリバチ学会会長で凹凸地形に着目したフィールドワークを通して、観察と記録を行い、法政大学デザイン工学部非常勤講師でもある皆川典久氏を講師にお招きしました。事前講義を受けた後に、神楽坂・飯田橋エリアを散策しながら、江戸城外堀や牛込御門等、自然の地形を生かして整備されていったこのエリアの歴史と地理を学び、普段何気なく通う市ヶ谷キャンパス周辺に興味関心を感じるきっかけとなる事を目的としました。
当日はまず、皆川氏に市ヶ谷キャンパス周辺の地形に関する講演を行って頂きました。市ヶ谷キャンパスがある東京の武蔵野台地の特徴と市ヶ谷キャンパス周辺の土地や近辺を流れる川(神田川や日本橋川)が江戸時代にどのように整備され、現在のような地形に形成されていったのかについてお話しして頂きました。昔は皇居から市ヶ谷キャンパス辺りが丘となっており、なだらかな斜面に川が流れていた事や外濠が元々は川だったという事を知り、大変勉強になりました。
次に、キャンパスの外を出て散策を行いました。講演で学んだ土地を実際に歩く事で、地名の由来や歴史、その土地の地形を実感することが出来ました。特に、「赤城神社は台地の縁にあるから崖の上に立っている」という説明を聞いた後、散策終盤で赤城神社を訪れた際に赤城神社の裏口を見てみると、実際に崖状になっていて、地形の特徴を実感出来るシーンもありました。
当日の散策では、参加した学生が自身のスマートフォンで地形を撮影しながら熱心に内容を記録する様子が印象的でした。また、皆川氏へ積極的に質問を行う学生や学生同士の交流も見受けられ、街歩きならではの気軽に話せる環境を作ることが出来て良かったと思います。
このプログラムをきっかけに市ヶ谷キャンパス周辺だけでなく、普段歩いている土地にも関心を持ち、街歩きを楽しんでいただければ幸いです。
【報告・KYOPROスタッフ】八鍬杏実(法学部・政治学科・2年)
学生センター市ヶ谷学生生活課
03-3264-9475