1.日時
12月3日(金)16:55~18:45
2.場所
外濠校舎5階連結会議室523~526
3.講師
NPO法人「Japan Hair Donation & Charity」 代表理事
渡辺貴一氏
4.参加者数
9名
12月3日、法政大学課外教養プログラム「ヘアドネーションって何だろう?〜Be yourself あなたらしく生きる〜」を実施いたしました。本企画は学生の皆様にヘアドネーションの正しい知識を知ってもらい、ウィッグを必要とする人や多様な社会について見つめ直す機会となることを目的とした企画です。
講師にはNPO法人「Japan Hair Donation & Charity」 代表理事の渡辺貴一氏をお招きしました。プログラムは初めに渡辺氏の講義から始まり、その内容を受け学生同士でのグループディスカッションや参加学生と渡辺氏の間で質疑応答を行うという内容でした。
講義では、事前にアンケートを行った質問事項をもとにウィッグの製作過程や保存の方法について教えていただきました。また、講師の方が現在の活動を始めたきっかけやヘアドネーションとの様々な関わり方についてもお話しいただきました。
学生に語りかけるような講義内容はどれも大変興味深く、学生からの質問も盛んに行われていたのが印象的でした。久しぶりに対面での実施が可能となったことから、プログラム内では株式会社アデランス様のご協力のもとウィッグ体験も行い、対面の強みを最大限に活かした企画になったのではないかと思います。
実際に学生からは「最初にウィッグ体験を行ったことでみんなが話しやすい空気が作れていた」との声もいただきました。
最後に講義内容を踏まえてグループディスカッションを行いました。
今回はトピックを3つに分け、3つ目のトピックとして、「私たちがウィッグを必要としている人に何ができるか」について話し合っていただきました。ヘアドネーションだけに留まらない発展的な内容であったにも関わらず、どのグループも活発に話し合いが行われており、個々人が講義から学んだことを存分に活かせていたように思います。
グループディスカッションでは渡辺氏からのフィードバックもいただきました。日本でのヘアドネーションにおける草分け的存在として、実際の現場でご活躍されている渡辺氏のお話は非常に勉強になるものばかりで、どの学生も興味津々と言った様子でした。
本企画は多くの方にご協力頂き、「ヘアドネーションから多様な社会を見つめ直す」という企画目的を達成することができました。
ご協力頂いた皆様、誠にありがとうございます。
学生の皆様にとっては本企画が多様性享受への第一歩となれば大変嬉しく思います。
「多様性」には絶対的な答えがないように、今回学んだこともあれば、反対に新たに生まれた疑問もあると思います。是非皆様には本企画に留まらず、これからもご自身で積極的に意見を共有できる機会を大切にして頂ければ幸いです。
【報告・KYOPROスタッフ】小川莉央(法学部法律学科1年)
学生センター市ヶ谷学生生活課
03-3264-9475