【開催報告】課外教養プログラム「語り継がれるギリシア神話の魅力」（11/16）

KYOPRO学生スタッフによる実施報告

2021年10月25日（月）に課外教養プログラム「語り継がれるギリシア神話の魅力」をZoomにてオンラインで開催いたしました。高校までの教育において学生たちは神話に触れる機会はほとんどなく、ゲームやアニメなどで多少神話に触れたことがある学生でも神話を詳しく知っている人は少ないと思われます。しかしながら、ギリシア神話は星座やオリンピックなどの文化面において、現代に多大な影響を及ぼしております。だからこそ、ギリシア神話と現代の関わりについて学ぶ機会を提供するために本プログラムを開催致しました。本プログラムではギリシア神話を現代に関する多角的な視点から読解していくことを中心に、現代への関連性について学ぶことを目的としました。

講師には関西大学非常勤講師であり、西洋古代史・西洋神話を専攻とされている庄子大亮氏をお招きしました。プログラムではまず初めにグループワークを行い、学生間でギリシア神話に対して持っているイメージを話し合い、主だったイメージがゲームや小説の物語としての認識が強いことを確認しました。その後の講義では「ギリシア神話の成立過程」と「神話が現代に及ぼしている影響」についてお話しいただきました。神話が現代に及ぼした影響については多くの発見がありました。例えば世界的な行事であるオリンピックのもともとの起源はオリンポス12神の一人である全能の神ゼウスを崇めるための神域における体育や芸術の競技祭であると知ったときは驚きました。他にも神話をモチーフに作られたアニメとして『セーラームーン』や『聖闘士星矢』など聞いたことのあるものも多く、本当に神話は私たちの生活に身近に関わっているのだということを改めて実感できました。

学生には本プログラムを通じて、ギリシア神話を身近に感じ、改めて文化に触れ、ひいては自身の見聞を広めるきっかけとなれば幸いです。

【報告・KYOPROスタッフ】金子慶太郎（社会学部社会学科2年）