お知らせ

【開催報告】課外教養プログラム「初めての美術館の歩き方」(8/4・8/5)

  • 2021年08月25日
お知らせ

1.日時
  事前学習:8月4日(水)14:00~15:30

  美術館見学:8月5日(木)14:00~16:15

2.場所
  事前学習:Zoom(オンライン上)

  美術館見学:国立新美術館

3.講師
  本橋弥生 氏(国立新美術館 主任研究員)

  真住貴子 氏(国立新美術館 教育普及室室長)

4.参加者数
  事前学習:20名

  美術館見学:18名

KYOPRO学生スタッフによる実施報告

8月4日、8月5日に法政大学課外教養プログラム『初めての美術館の歩き方』を実施致しました。

このプログラムは学生に美術作品の鑑賞法を知ってもらい、実際に美術館を訪れて貰うことで、美術館の楽しみ方を発見し、様々な美術館を訪れるきっかけとなることを目的とした企画です。

1日目は事前学習をzoom上で実施し、国立新美術館教育普及室室長真住貴子氏による「対話による鑑賞法」に関するレクチャーが行われました。「対話による鑑賞法」とは、作品の専門的な知識を必要とせず、自分が作品を見て感じたことや考えたことを参加者と対話形式で共有していく鑑賞法です。

プログラム内では実際にジョルジュ・ド・ラ・トゥールの『女占い師』を鑑賞しました。参加者からは「姑問題で揉めているのではないか」「男性は老婆と悪魔の取引をしようとしているのではないか」といった自由な感想が共有され、作品の新たな楽しみ方を発見しました。

2日目は国立新美術館で開催されている「ファッション イン ジャパン 1945-2020 —流行と社会」を訪れ、作品の鑑賞を行いました。見学の冒頭では、講師の国立新美術館主任研究員、本橋弥生氏に展覧会の見どころを紹介していただきました。

また、展覧会の鑑賞後には一日目で学んだ「対話による鑑賞法」を実践し、参加者同士で作品の感想を共有し合いました。その際には「流行は繰り返す、ということを肌で感じられた。」「現代ファッションより昔のファッションの方が実用的なものが多く驚いた。」といった感想が共有され、参加者同士で楽しそうに対話している場面が多く見受けられました。

今回のプログラムでは参加者同士の対話が多く取り入れられ、多くの参加者が美術作品の新しい楽しみ方を知る機会となりました。

このプログラムをきっかけに、いままであまり美術館を訪れてこなかった人が今後美術館を訪れるきっかけとなれば幸いです。

 

                                                           【報告・KYOPROスタッフ】鶴見春佳(文学部・史学科 2年)

  • 鑑賞の前に主任研究員の本橋氏より、企画展に関するレクチャーがありました。

  • 鑑賞後、感想や意見を共有し合いました。

  • 話し合った結果を発表している様子。

  • 集合写真

お問い合わせ

学生センター市ヶ谷学生生活課

03-3264-9475