お知らせ

【開催報告】課外教養プログラム「歌舞伎鑑賞教室」(6/12)

  • 2021年07月16日
お知らせ

1.日時
  6月12日(土)14:30~16:30

2.場所
  国立劇場

3.参加者数
  26名(うち、留学生6名)

6月12日(土)、学生センターの課外教養プログラム「歌舞伎鑑賞教室―日本文化を学ぼうシリーズ―」を実施しました。本プログラムは、鑑賞を通じた日本文化に関する教養教育を目的として、実施しました。     

鑑賞教室は国立劇場で実施されました。今回の演目「人情噺文七元結」は落語の人情噺をベースにした笑いあり、涙ありの歌舞伎演目でした。この演目は、時代劇やお家騒動をベースにした歌舞伎とは異なり、事前知識や背景が分からなくて話の内容が掴みやすい為、参加者の学生は楽しみながら、鑑賞をする事が出来ました。

冒頭の40分は、「解説 歌舞伎のみかた」として、物語の舞台となった江戸の当時の様子や当時の通貨の価値、黒御簾音楽、舞踊の表現方法の説明を交え、歌舞伎の基礎について、分かりやすくご紹介頂きました。解説を担当して頂いた、中村種之助による説明は面白く、参加者は終始笑顔で聞いていました。途中、実演を交えた説明の場面では、なかなか目にする事のない歌舞伎の実演に興味津々とした様子で説明に聞き入る姿が印象的でした。

その後、参加者は実際に「人情噺文七元結」を鑑賞しました。コミカルな演技や迫力のある役者の立ち居振る舞い等、魅力的な演技の様子に参加者は真剣に鑑賞していました。また、冒頭の解説のおかげで、初めて歌舞伎を鑑賞する学生でも楽しく鑑賞する事が出来ました。

本プログラムは、早々に参加者募集が定員に達し、留学生の参加も多く見受けられました。参加者からは、「初めての歌舞伎鑑賞であったが、前半の解説のおかげで分かりやすかった。また、舞台装置や役者の方を目の前で見る事が出来てすごく勉強になった」、「今回の歌舞伎観劇で、歌舞伎について興味を持った。今後も機会があったら、他の歌舞伎の鑑賞にも行きたい」という声があり、学生にとって貴重な経験になったようです。

 

課外教養プログラムでは、今後も日本の伝統文化に関する知識を身につけ、体験を通して学ぶことの出来るプログラムを実施していきます。

 

  • 集合写真

  • 国立劇場の外観

お問い合わせ

学生センター市ヶ谷学生生活課

03-3264-9475