2019年11月22日(金)に法政大学大学院 イノベーション・マネジメント研究科 兼任講師の平石郁生先生をお招きし、課外教養プログラム「将来のニーズを捉える力~未来を見据える術はここにある~」を実施しました。
本企画は、理系の学生の中でも変化しつつある世界の動きに興味のある人をターゲットにしました。科学技術の向上により激動する世界に振り回されるのではなく、自らその環境の中で人々が求める新しく最適なものを見つけ出す力を学生に身に付けてもらうこと、あるいは近い将来について考える重要性を実感してもらうことを目的としました。
内容としては、講義を受けたのちに、「大学で今学んでいること、そしてこれから学ぶことがどのように活かされるのか」という題材についてディスカッションを行いました。
講義では日本の企業と世界の企業の違いといった抽象的でマクロな話から、実際に今世界で利用されているサービスの例を学ぶといった具体的でミクロな話まで様々な話を平石先生の実体験も織り交ぜながら聴くことができました。また、ディスカッションでは学生同士でそれぞれがどんな研究をしているのかを確かめ合い、その研究がどのようにして未来に活かすことができるのかと自分なりの言葉で表現し、話し合うという形で積極的な意見交換が行われていました。
参加者からは「これほど現在の日本に対して危機感を実感したのは初めて」「将来について見直すことができた」「授業を受けている意義を考える機会が得られてよかった」などの意見があり、参加者それぞれに何かしらの問題提起をすることができた有意義なプログラムであったと思います。
【報告・KYOPROスタッフ】
秋山浩一朗(生命科学部生命機能学科1年)
鎗田明玖(理工学部創生科学科3年)
吉原徳章(生命科学部生命機能3年)
松村圭太(生命科学部環境応用化学科2年)
鈴木彩未(理工学部応用情報工学科1年)
守田竜梧(理工学部応用情報工学科1年)