2018年度

人気テーマパーク流ホスピタリティを学ぼう ~人の心を想うこと~

2018年12月13日

2018年度

法政大学学生センター・課外教養プログラム(法政大学後援会補助事業)

1.日時
  2018年12月13日(木)15:40~17:15

2.場所
  多摩キャンパス EGG DOME 研修室1・2概要

3.参加者数
  29名

4.講師
  大畠崇央 氏(元ウォルトディズニー企画部)
 

KYOPROスタッフによる実施報告

12月13日(木)、課外教養プログラム「人気テーマパーク流ホスピタリティを学ぼう ~人の心を想うこと~」を実施いたしました。ホスピタリティとは、「主体的に相手の立場に立って共に考える」ことを意味します。サービス業などでよく用いられる言葉ですが、様々な考えを持つ人と接しながら物事を進める場面が増える大学生にとっても、日常生活において必要になる大切な考えです。また、相手を第一に想うホスピタリティの考え方には、サービス業に限らず幅広い職種において通ずるものがあります。今回ホスピタリティという価値観を学んでもらうことで、職業選択の際に新たな観点から考えるきっかけにしてもらえればと思い、当プログラムを企画いたしました。

当プログラムでは、講師として元ウォルトディズニー企画部の大畠崇央氏をお招きしました。わくわくするスライドや音を用いた魔法のような演出とともに、ディズニー流ホスピタリティの考え方を取りあげながら、幅広い場面に活かせる講義をしていただきました。プログラム全体を通して、相手の心を想うホスピタリティの大切さをお話しいただきました。さらに、自分が良いと思うことをこだわりぬくことこそが結果的に相手視点で物事を考え、満足感を高めることにつながるということをお話しいただきました。

具体的な内容としては、ディズニーの考え方から「接客」、「制作」、「企画」の3つの仕事について、さらにディズニー以外の事例を通じてホスピタリティについて考えました。「接客」では、アトラクションのキャストになりきるワークを通じて、相手を笑顔にさせるにはまず自分が笑顔になることの大切さを学びました。「制作」では、実際に映画の声優体験をし、ディズニー流映画製作の“こだわり”について学びました。「企画」ではサーチエンジン、つまりホスピタリティを体現するにあたって必要となる発想力を広げるための、連想法を体験しました。さらに、ディズニー以外の事例について自分だったらどのようにホスピタリティを体現するかをグループワークで考えました。プログラム中たくさんのワークを通して参加者の皆さんの顔にはきらきらとした笑顔が浮かび、積極的に話し合いながらホスピタリティについて考えていただけました。参加者の満足度も非常に高く、楽しく主体的に学んでもらうことができました。

今回のプログラムをきっかけに、「相手の心を想う」ホスピタリティの価値観を日常に、そして将来へと意欲的に活用していただければと思います。

【報告・KYOPROスタッフ】小松美和(社会学部社会学科2年)